文献
J-GLOBAL ID:201702216602437444   整理番号:17A1496700

ワルスロノイドBは肝癌におけるROS/p53シグナル伝達経路を介してアポトーシスではなくオートファジー細胞死を導くミトコンドリアおよびリソソーム機能不全を誘導する【Powered by NICT】

Walsuronoid B induces mitochondrial and lysosomal dysfunction leading to apoptotic rather than autophagic cell death via ROS/p53 signaling pathways in liver cancer
著者 (8件):
資料名:
巻: 142  ページ: 71-86  発行年: 2017年 
JST資料番号: B0128A  ISSN: 0006-2952  CODEN: BCPCA6  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: オランダ (NLD)  言語: 英語 (EN)
抄録/ポイント:
抄録/ポイント
文献の概要を数百字程度の日本語でまとめたものです。
部分表示の続きは、JDreamⅢ(有料)でご覧頂けます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。
ワルスロノイドBはWalsura robustaから抽出したリモノイド化合物である。以前の研究は,リモノイド化合物は抗癌可能性を有していることを示したが,この活性の分子機構は不明のままである。本研究では,著者らはwalsuronoid Bはいくつかのヒト癌細胞株における細胞増殖を阻害することを初めて証明した。肝がん細胞(HepG2とBeI-7402)はG_2/M期停止とアポトーシスを介してwalsuronoid B.ワルスロノイドB誘導細胞死に対する高い感度のために選択し,mTORシグナル伝達の抑制,細胞生存機構として機能し,細胞死を防止する,オートファゴソームの蓄積を誘導した。更なる分子機構を調べ,ミトコンドリアとリソソームのwalsuronoid B誘発機能障害よりもむしろ小胞体はその細胞死効果に寄与していることを見出した。ワルスロノイドBは過酸化水素,一酸化窒素およびスーパーオキシドアニオンラジカルの生成を促進し,活性酸素種(ROS)の上昇した値をもたらす。さらに,walsuronoid Bにより誘導されたROSはp53レベルをアップレギュレーションした;逆に,p53はROSを刺激した。これらの結果は,ROSとp53は相互に互いの生産を促進し,肝癌細胞死を誘発するために協同していることを示唆した。ROSとp53の誘導はG_2/M期停止とミトコンドリアおよびリソソームアポトーシスを誘発させることが分かった。walsuronoid Bは副作用の少ないin vivoでの腫瘍増殖を抑制した。まとめると,本知見はwalsuronoid BはG_2/M期停止を引き起こし,in vitroおよびin vivoでヒト肝癌細胞におけるROS/p53シグナル伝達経路を介してミトコンドリアとリソソームアポトーシスを誘導することを示した。Copyright 2017 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.【Powered by NICT】
シソーラス用語:
シソーラス用語/準シソーラス用語
文献のテーマを表すキーワードです。
部分表示の続きはJDreamⅢ(有料)でご覧いただけます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。

準シソーラス用語:
シソーラス用語/準シソーラス用語
文献のテーマを表すキーワードです。
部分表示の続きはJDreamⅢ(有料)でご覧いただけます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。
, 【Automatic Indexing@JST】
分類 (1件):
分類
JSTが定めた文献の分類名称とコードです
抗腫よう薬の基礎研究 

前のページに戻る