文献

J-GLOBAL ID：201702216666767307   整理番号：17A1736963

ミトコンドリア活性酸素種によるNFE2L2抗酸化応答要素経路の阻害はChagas病における心筋症及び左室機能不全の発生の原因となる

Inhibition of NFE2L2-Antioxidant Response Element Pathway by Mitochondrial Reactive Oxygen Species Contributes to Development of Cardiomyopathy and Left Ventricular Dysfunction in Chagas Disease

著者 (4件)： WEN Jake Jianjun (Univ. Texas Medical Branch (UTMB), Texas) ,  PORTER Craig (Shriners Hospital for Children, Texas) ,  PORTER Craig (Univ. Texas Medical Branch (UTMB), Texas) ,  GARG Nisha Jain (Univ. Texas Medical Branch (UTMB), Texas)
資料名： Antioxidants & Redox Signaling  (Antioxidants & Redox Signaling)
巻： 27  号： 9  ページ： 550-566  発行年： 2017年09月20日 
JST資料番号： W2321A  ISSN： 1523-0864  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 短報  発行国： アメリカ合衆国 (USA)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 本研究において,NFE2L2転写活性がTrypanosoma brucei感染時の抗酸化応答の非応答性の原因となるかどうかを調べた。また,ミトコンドリア活性酸素種(mtROS)がNFE2L2-抗酸化応答要素活性に影響を及ぼすかどうか,mtROS除去能の増強がNFE2L2依存性抗酸化/酸化バランスを保ち,その結果,Chagas病における心機能を保つのかどうかを調べた。そのために,in vitro一過性トランスフェクション法及びmtROS除去能を増強した遺伝子改変マウスを用い,性別,年齢及び野生型対照との比較研究を行った。その結果,NFE2L2活性のmtROS誘導低下が,抗酸化/酸化インバランス,心肥大,及びChagas病の心筋での左室収縮期及び弛緩期機能不全の症状における重要事象であることを示唆した。

シソーラス用語： ミトコンドリア ,  *活性酸素 ,  *転写因子 ,  ヌクレオチド配列 ,  トリパノソーマ症 ,  *心筋症 ,  *心不全 ,  *Trypanosoma brucei ,  呼吸 ,  マウス ,  遺伝子発現 ,  細胞内輸送 ,  酸化防止 ,  HeLa細胞 ,  心筋細胞 ,  転写【遺伝】 ,  細胞情報伝達 ,  酸化ストレス ,  線維症 ,  心臓収縮 ,  筋弛緩
準シソーラス用語： C57BL/6マウス ,  Chagas病 ,  *NFE2L2 ,  クルーズ・トリパノソーマ感染 ,  ミトコンドリア呼吸 ,  過剰発現 ,  核移行 ,  抗酸化応答要素 ,  *左室機能不全 ,  心リモデリング

分類 (4件)： 生体防御と免疫系一般  (ED01010F) ,  遺伝子発現  (EC02040Q) ,  循環系の疾患  (GJ03000C) ,  微生物感染の生理と病原性  (EG03053T)

タイトルに関連する用語 (9件)： ミトコンドリア ,  活性酸素種 ,  抗酸化応答要素 ,  経路 ,  阻害 ,  Chagas病 ,  心筋症 ,  左室機能不全 ,  原因