抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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本研究は,「中国の不動産流通市場の構造と発展過程に関する研究」の一部であり,中国本土における不動産流通の関連データを用いて不動産流通市場,法整備及び不動産仲介業界を含めた全体像とその特徴を把握するための基礎研究である。中国の不動産流通市場は形成されてから30年ほどしか経っておらず,色々な問題を抱えながらも市場が急激に拡大し,2016年の全国不動産流通率は40%にも達した。しかし,都市間の格差が大きく,北京市と上海市のように比較的成熟している大都市に集中している。市場の発展に比べ法整備は遅れているため,おとり広告や規定外の料金徴収問題などが依然として存在している。これらの問題を根本的に解決するためには統一した法制度を整えることが不可欠である。また,不動産取引の安全性を確保するため,法律上にも仲介業者の開業における資格者の在籍要件について規定し,不動産取引における専門資格者を増やす必要がある。(著者抄録)