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J-GLOBAL ID：201702216712374974   整理番号：17A0877464

マルチフェイズフォーメーションによるリン資源の高効率回収法の要素研究

著者 (1件)： 内田祐一 (日本工大)
資料名： 日本工業大学研究報告(Web)  (Report of Researches. Nippon Institute of Technology (Web))
巻： 47  号： 1  ページ： 237-240 (WEB ONLY)  発行年： 2017年06月 
JST資料番号： U0652A  ISSN： 2189-5449  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： ・製鋼工程で精錬除去され,スラグ中に取り込まれるリンは,スラグ中のCaO,およびSiO₂と,固溶体2CaO・SiO₂・3CaO・P₂O₅を形成。
・スラグの組成は,mass%CaO/mass%SiO₂で示される塩基度により特性化。
・リン資源回収のためには,スラグ中成分の自発的多層分離(マルチフェイズフォーメーション)を制御し,リン濃度の高い化合物を生成することが必要。
・塩基度を,1.6,1.2,および0.87の所望の組成の試料を白金るつぼに入れて抵抗加熱炉中,1573Kで加熱して作製した試料のEPMA(電子プローブX線分析)観察を行い,リン濃化相を調査。
・[CaO・SiO₂・P₂O₅]換算でP₂O₅濃度は,塩基度1.6では11mass%,塩基度1.2では30mass%の高濃度でリンを含有。
・塩基度0.87では,スラグ相にリンは観察されず,リンは液体相に分布。

シソーラス用語： 電子プローブX線分析 ,  *製鋼スラグ ,  *資源回収 ,  *リン ,  酸化リン ,  酸化カルシウム ,  二酸化ケイ素 ,  固溶体 ,  化学組成 ,  塩基度 ,  相分離 ,  多層構造 ,  状態図
準シソーラス用語： EPMA【表面分析】 ,  精錬スラグ ,  鉄鋼スラグ ,  五酸化リン ,  相状態図

分類 (2件)： 製鋼  (WD01060A) ,  資源回収利用  (SC05060V)

タイトルに関連する用語 (4件)： リン資源 ,  高効率 ,  要素 ,  研究