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J-GLOBAL ID:201702216755791139   整理番号:17A1543558

深北西亜熱帯太平洋における有孔虫Nd同位体比(εNd):過去30,000年にわたる風化入力の変化の追跡【Powered by NICT】

Foraminiferal εNd in the deep north-western subtropical Pacific Ocean: Tracing changes in weathering input over the last 30,000years
著者 (10件):
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巻: 470  ページ: 55-66  発行年: 2017年 
JST資料番号: A0081A  ISSN: 0009-2541  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: オランダ (NLD)  言語: 英語 (EN)
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本研究では,南シナ海(SCS)の北西縁に採取した堆積物コアと西部赤道太平洋における混合浮遊性有孔虫種のネオジム同位体組成(εNd)に焦点を当てた。目的は,西部亜熱帯太平洋におけるその北上期間中の上部周極深層水(UCDW)のεNdの時間的変化を同定し,過去25kyrにわたる南シナ海の北縁における深海εNd変化の重要性を再評価することであった。亜熱帯西部太平洋の堆積物から得られた過去の海水εNd記録は 2.9±0.3から 1.6±0.4の狭い範囲を示した。UCDWのεNdは南太平洋の西部火山縁辺に沿った境界交換の過程を経てその北上中に大きく変化し,南太平洋(約 6)で観察されたUCDWの非放射性のεNd特徴は,赤道太平洋を超えて伝播し,少なくとも過去25-kyrにわたるないされていないことを示唆した。SCS北部から得られた海水εNd値は最終氷期に低かった(6.8±0.3から5.6±0.2)後期完新世(5.7±0.3から 4.1±0.2)よりも値で大きな変動を示した。赤道西部太平洋におけるUCDWのεNd値はSCSで観察されたものよりより放射性のような氷河εNdは南方起源水(SSW)の高い比率に帰することはできない。最終氷期期間中の北部南シナ海の海水のεNd値と最終気候遷移の発展はPearl川からの堆積物の寄与の変化と同時期である。最終氷期の低海水準はコアMD05 2904,淡水の高い入力にPearl川河口のより近位の位置をもたらし,特に,沈降中に溶解した部分的に珠江に由来する砕屑性堆積粒子はSCSの北西縁に沿った海水εNdの減少をもたらした。初期完新世の気候最適(9 7calkyrBP)中の強化モンスーンとより頻繁な台風活動に関連した増強された降雨は遠位河川からの淡水と堆積物流出をからの結石生成ネオジム入力により誘導された海面塩分(浮遊性有孔虫の低いδ~十八零値)とεNd値の減少( 6.2±0.3)の減少に関連している。Copyright 2017 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.【Powered by NICT】
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分類 (1件):
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同位体地質学 

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