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J-GLOBAL ID:201702216944055406   整理番号:17A0015695

マレーシア・ボルネオ島産タイ植物門ヒシャクゴケ科の新種Diplophyllum kinabaluense

Diplophyllum kinabaluense (Scapaniaceae, Marchantiophyta), sp. nov. from Mt. Kinabalu, Malaysian Borneo
著者 (2件):
資料名:
巻: 91  号: Supplement  ページ: 340-344  発行年: 2016年12月23日 
JST資料番号: Y0108A  ISSN: 0022-2062  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: 日本 (JPN)  言語: 英語 (EN)
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マレーシア・ボルネオ島において蘚苔類の分類学的な研究を進めている中で,タイ植物門ヒシャクゴケ科Scapaniaceaeシロコオイゴケ属Diplophyllumに未記載種を見出し,分類学的な研究を行った。その結果,新種であるとの結論に達し,新種としてDiplophyllum kinabaluense Furuki&M.Suleimanを記載した。シロコオイゴケ属は主に世界の冷温帯に分布しており,これまで東南アジアからはD.nanum Herzogが知られているだけである。D.nanum Herzogは雌雄異株で葉が円頭であるが,本種は雌雄独立同株で葉が尖っていることから,両種は明らかに別種である。また,本種は植物体が小さいこと。葉の腹片の先端が尖ることや,背片の先端が外曲すること,葉縁が不規則な鈍鋸歯状であること,葉身細胞が厚壁でトリゴンが小さいこと,細胞の表面が乳頭状であること,花被が長いこと,花被の先端が鋸歯状であること,花被の細胞が厚壁であることなどの特徴があり,本属の他種から区別できる。(著者抄録)
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分類 (2件):
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植物形態学・解剖学  ,  植物分類学 
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