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J-GLOBAL ID：201702216969920513   整理番号：17A0186268

ジオポリマーの研究開発の現状

Current State of Geopolymer Research

著者 (1件)： 一宮一夫 (大分工高専)
資料名： コンクリート工学  (Concrete Journal)
巻： 55  号： 2  ページ： 131-137  発行年： 2017年02月01日 
JST資料番号： S0301A  ISSN： 0387-1061  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 解説  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： ジオポリマーは水ガラス等のアルカリシリカ溶液とフライアッシュ等のアルミナシリカ粉末の縮重合反応で生成される固化体であり,ポルトランドセメントと同等またはそれ以上の性能を有する材料として近年関心が高まっている。ジオポリマーの特徴は,CO₂排出量の大幅削減,フライアッシュ等の産業副産物の大量消費,重金属や放射性廃棄物の固定など多岐にわたる。一方,固化メカニズムの解明,セメントコンクリートの代替として用いる場合は施工性の改善や耐久性に関するデータの蓄積などが必要である。本稿では,ジオポリマーの使用材料や固化メカニズム,期待できる効果と当面の課題を説明したうえで,強度や耐久性などの基礎物性,国内外の研究の現状や実用化の例を紹介した。(著者抄録)

シソーラス用語： *無機重合体 ,  *技術展望 ,  研究開発 ,  耐久性 ,  実用化 ,  *フライアッシュ ,  *高炉スラグ ,  微粉体 ,  水ガラス ,  水酸化ナトリウム ,  圧縮強さ ,  耐酸性 ,  中性化 ,  置換率 ,  濃度依存性
準シソーラス用語： ジオポリマ

分類 (1件)： その他の石材  (YC05070M)

引用文献 (31件)：

• 1) J. Davidovits : GEOPOLYMERS, JOURNAL OF THERMAL ANALYSIS, Vol.37, pp.1633-1656, 1991
• 2) K. Ikeda and A. Mikuni : Chemistry of geopolymers and diversification of fillers to waste origin, ALIT inform, No.3-4 (4-5), pp.72-82, 2008
• 3) N. Yamaguchi and K. Ikeda : Preparation of geopolymeric materials from sewage sludge slag with special emphasis the matrix compositions, Journal of the Ceramic Society of Japan, 118 [2] pp.107-112, 2010
• 4) 池田 攻:二酸化炭素問題とジオポリマー技術,耐火物,Vol.17,No.5,pp.87~95,1979. 5
• 5) A. Fernandez-Jimenez, D. E. Macphee, E. E. Lachowski, A. Palomo : Immobilization of cesium in alkaline activated fly ash matrix, Journal of Nuclear Materials 346, pp.185-193, 2005

タイトルに関連する用語 (4件)： ジオポリマー ,  研究 ,  開発 ,  現状