文献
J-GLOBAL ID:201702216993088502   整理番号:17A1734252

ライチ果実のLcNAC1はLcMYC2の標的でLcWRKY1との相互作用を介して果実の老化を制御する

Litchi Fruit LcNAC1 is a Target of LcMYC2 and Regulator of Fruit Senescence Through its Interaction with LcWRKY1
著者 (11件):
資料名:
巻: 58  号:ページ: 1075-1089 (WEB ONLY)  発行年: 2017年06月 
JST資料番号: U1159A  ISSN: 1471-9053  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: イギリス (GBR)  言語: 英語 (EN)
抄録/ポイント:
抄録/ポイント
文献の概要を数百字程度の日本語でまとめたものです。
部分表示の続きは、JDreamⅢ(有料)でご覧頂けます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。
老化は,非クリマクテリック果実の劣化を生じるキー要因である。NAC転写因子は,植物発達および非生物的ストレス応答における,重要な制御因子であるが,非クリマクテリック果実老化の制御における,NACの役割に関する情報はほとんどない。本研究で著者らは,ライチ(Litchi chinensis)果実から13個のNAC遺伝子をクローニングし,収穫後の自然老化および低温老化遅延における,これらの遺伝子の細胞小器官局在および発現プロファイルを解析した。13個のNAC遺伝子のうち,LcNAC1は老化進行に従い,果皮および果肉において発現がアップレギュレートされ,自然老化果実におけるそれよりも,老化遅延果実において,顕著に高かった。LcNAC1は,外因性ABAおよび過酸化水素により,誘導された。酵母ワンハイブリッド解析および一過性デュアル-ルシフェラーゼレポーターアッセイから,LcNAC1が,LcMYC2転写因子によりポジティブに制御されることが示された。LcNAC1は,活性酸素種制御およびエネルギー代謝に関連する遺伝子であるLcAOX1aの発現を活性化する一方,LcWRKY1はLcAOX1a発現を抑制した。さらに,LcNAC1は,in vitroおよびin vivoでLcWRKY1と結合した。これらの結果は,LcNAC1とLcWRKY1が,LcAOX1aの発現を相反して制御するために,複合体を形成することを示すものである。これらのことから,本結果は,収穫されたライチ果実の老化における,階層構造的で連携された制御ネットワークを明らかにした。(翻訳著者抄録)
シソーラス用語:
シソーラス用語/準シソーラス用語
文献のテーマを表すキーワードです。
部分表示の続きはJDreamⅢ(有料)でご覧いただけます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。

準シソーラス用語:
シソーラス用語/準シソーラス用語
文献のテーマを表すキーワードです。
部分表示の続きはJDreamⅢ(有料)でご覧いただけます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。

分類 (2件):
分類
JSTが定めた文献の分類名称とコードです
植物の生化学  ,  植物生理学一般 
引用文献 (82件):
タイトルに関連する用語 (5件):
タイトルに関連する用語
J-GLOBALで独自に切り出した文献タイトルの用語をもとにしたキーワードです

前のページに戻る