抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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【目的】局所進行性鼻咽頭癌(NPC)の治療におけるドセタキセル(TXT)とシスプラチン(DDP)の化学療法の有効性と安全性を比較する。方法:2015年3月から2016年6月にかけて治療を受けた72例の局所進行性鼻咽頭癌患者に対して放射線治療を行った。27例の患者には,TXT(75mg/m2,d1,21日1サイクル)または45例のDDP(40mg/m2,d1,週1回または80mg/m2,d1,21日を1サイクル)として化学療法を行った。放射線療法は,三次元原体照射(DT:70Gy/35f)を受けた。治療の3カ月後に固形腫瘍の治療効果評価基準(RECIST)1.1版を用いて短期治療効果を評価し、よく見られる有害事象評価基準(CTCAE)4.0版と急性放射反応採点標準(RTOG/EORTC)を用いて毒性反応を評価した。結果:DDP群の1例は治療効果を評価することができず、両群の他の患者はいずれも評価でき、TXTとDDPの両群の原発巣の完全寛解率はそれぞれ66.7%と81.8%で、リンパ節完全寛解率はそれぞれ81.5%と95.5%であった。TXT群における3~4級白血球と好中球減少症の発生率はDDP群より高かった(48.1%vs.20.2%,P=0.022,37.0%対15.6%,P=0.048)。TXT群における3~4級放射線性口腔粘膜炎の発生率はDDP群より低かった(29.6%対57.8%,P=0.028)。。・・・................................................... . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . .咽頭痛の発生時間はDDP群よりも遅かった[(11.70±3.930)日対(9.38±3.453)日,P=0.011]。TXT群の2~3級の嘔吐の発生率はDDP群より低かった(22.2%対48.9%,P=0.028)。結論:局所進行性鼻咽頭癌の同時放射線治療において、TXTとDDP単剤の短期治療効果は相当であり、TXT方案は放射性粘膜炎と胃腸反応の割合がより低いが、骨髄抑制は比較的に顕著であり、患者の耐性は良好である。TXTはDDPの代わりに鼻咽頭癌の同時期の放射線治療の候補薬物になることができる。Data from Wanfang. Translated by JST【JST・京大機械翻訳】