抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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鹿児島県曽於地区は県内2位の茶産地であり,IPMは茶栽培の基本的な考え方として茶生産者に定着している。当地区のIPM技術の概要とそのポイントを紹介する。病害虫防除は発生時期・量を予察により把握し,防除を行うかしないかを含めて判断し,適切な防除を行うことが基本である。当地区では普及指導員に加え茶生産者自らが予察を行い,その情報を共有することで適切な防除を行えるようにしている。当地区のIPM技術として,改植時の病害虫抵抗性を考慮した品種選定,土着天敵を保護・活用するための防除資材,散水によるクワシロカイガラムシ防除,高圧水や吸引による防除などを解説する。当地区でIPM技術が普及した要因は,関係機関・メーカーと連携した生産者組織主体の実証と,普及指導員のコーディネートが適切に働いたことである。