抄録/ポイント：
抄録/ポイント
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目的:特発性黄斑円孔手術による治療後の裂孔癒合と視力回復に影響する関連因子を検討する。方法:当院で硝子体切除+内境界膜切除+ガス充填手術を行った特発性黄斑円孔患者35例(35眼)を研究対象とし、それぞれ術前、術後の通常検査を行った。顕微鏡検査、間接検眼鏡、最適矯正視力(best correct visual acuity、BCVA)、周波数領域光干渉断層撮影(spectral domain optical coherence tomography,SD-OCT)を含む。また、裂孔底径(base diameter、BASE)、裂孔最小径(minimum diameter、MIN)、裂孔高さ(height、H)、裂孔両側の外部膜の断端と光受容器離脱起点の間の距離(M、N)、水平方向光受容器の内外節欠損区域直径(diameter of IS/OS absence、DIOA)を測定した。最小分解能対数(logMAR)を用いて,矯正視力を記録した。眼の手術後のSD-OCT画像の結果により、黄斑円孔癒合のレベルをA、B、C3群に分けた。術前の術後のBCVAの状況により、術後の視力を以下のように分けた。視力上昇群、視力不変群、視力低下群。黄斑円孔の癒合と視力の変化を観察し、患者の年齢、性別、術前黄斑円孔の各測定パラメータとの相関性分析を行った。結果:35例中,黄斑円孔癒合A群は23眼,B群は6眼,C群は6眼であった。視力上昇群は27眼、視力不変群、視力低下群はいずれも4眼であった。結果は以下を示した。(1)黄斑円孔の癒合状況はBASE、H、MIN、黄斑円孔指数(macular hole index、MHI)、裂孔牽引指数(tractional index index、THI)、孔径指数(DHI)、手術前BCVA(logMAR)と弱い相関があった(すべてP<0.05)。黄斑円孔指数(macular hole healing index,MHCI)と有意な相関があった(r=-0.588,P=0.000)。年齢と性別との間には相関性がなかった(すべてP>0.05)。(2)術後のBCVA(logMAR)は,BASE,MINと弱い相関があった(すべてP<0.05)。THI,DIOA,術前BCVA(logMAR)と有意な相関があった(すべてP<0.05)。年齢、性別、H、MHCI、MHI、DHIとは相関性がなかった(いずれもP>0.05)。(3)術前のDIOAと術前BCVA(logMAR)との間には,有意な正の相関があった(r=0.658,P=0.000)。術後のDIOAは,BCVA(logMAR)と有意な正の相関があった(r=0.565,P=0.000)。術後のBCVA(logMAR)と術後のDIOAは術前より改善され、有意差が認められた(いずれもP<0.05)。結論:(1)MHCIと裂孔の癒合レベルとの相関性が最も高く、手術前に術後の裂孔癒合状況を予測できる指標の一つとして用いることができる。(2)術前のDIOA、術前BCVA(logMAR)、THIと術後の視力回復の相関性が最も高く、術後の視力回復状況を予測する指標とすることができる。(3)BCVAとDIOAの間には有意な相関があったので,視力改善の重要性はDIOAの大きさに依存した。Data from Wanfang. Translated by JST【JST・京大機械翻訳】
