抄録/ポイント:
抄録/ポイント
文献の概要を数百字程度の日本語でまとめたものです。
部分表示の続きは、JDreamⅢ(有料)でご覧頂けます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。
昨今のビル空調システム設計では,居住エリアの温湿度を許容範囲とすることでおよそ空調の目的が満たされるが,実際は強制対流によるドラフトや温度ムラなどの局所不快が多く存在しており,空間ではなく人を対象とした空調が求められている。本稿柄は,このような観点から,温調機能だけでなく空間の質を向上させることに主眼を置き,さらには冷温水式個別空調の性能や利便性,機能性を高めることで,システムとしての省エネ,省コストを目指した「端末分散空調システム」と学校における導入事例を紹介した。本システムは,居住域の環境品質向上を,吹出ユニットとファンコイルをベースとした極力シンプルな設備構戒と独自制御で実現させることを目指したものであると説明し,「全空気式放射整流ユニット」と熱搬送媒体として水を使用した「高性能ファンコイルユニット」について詳しく説明した。