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J-GLOBAL ID：201702217262159077   整理番号：17A0580551

原子力発電所港湾におけるゼオライトシートフェンスの事前設置による放射性セシウムの拡散防止

著者 (7件)： 梅崎健夫 (信州大 工) ,  河村隆 (信州大 工) ,  大渕智道 (凸版印刷) ,  櫻井實 (日本海洋整備) ,  川井伸一 (旭化成アドバンス) ,  岩垂直明 (信州大 工) ,  外谷憲之 (信州大 工)
資料名： 信州大学環境科学年報(Web)  (信州大学環境科学論文集(Web))
巻： 39  ページ： 90-95 (WEB ONLY)  発行年： 2017年03月 
JST資料番号： U0098A  ISSN： 0915-7492  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 福島原発事故により,多量の放射性物質が飛散し,発電所取水口付近の海水中には多くの放射性セシウムが残存している。本報では天然ゼオライトによるセシウムやアンモニア態窒素などの陽イオン吸着能力に着目し,水域や汚染泥水における放射性セシウムの除染対策や閉鎖性水域の富栄養化対策について検討を行った。その中で水中のそれらの吸着除去対策として,ゼオライトシートとそれを応用したゼオライトシートフェンス(以下フェンス)を開発した。得られた主な知見は,1)フェンスの12ヶ月までの耐久性が確認された,2)フェンスは,シートを透過した水中の放射性セシウムを吸着除去する,3)時間とともにセシウムイオンの除去率は増加し,有事における放射性セシウムは短時間で吸着可能である。純水中におけるセシウムイオンの吸着速度は極めて速い,など。

シソーラス用語： 原子炉事故 ,  *放射能除染 ,  原子力発電所 ,  *ゼオライト ,  *吸着剤 ,  耐久性 ,  *材料 ,  セシウム同位体 ,  放射性同位体 ,  港湾 ,  水質汚濁 ,  放射能汚染 ,  物理的水処理
準シソーラス用語： 福島原発事故 ,  *シート材 ,  放射性セシウム

分類 (2件)： 用水の物理的処理  (SC02030T) ,  環境の汚染及び防止  (MB02030K)

タイトルに関連する用語 (4件)： 原子力発電所 ,  港湾 ,  放射性セシウム ,  拡散防止