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J-GLOBAL ID:201702217269301613   整理番号:17A0524659

ハイブリッドAu/Cu2Oコアシェルナノ粒子の真空加熱において観察された合金化前の相分離

Phase Separation Prior to Alloying Observed in Vacuum Heating of Hybrid Au/Cu2O Core-Shell Nanoparticles
著者 (4件):
資料名:
巻: 121  号:ページ: 1387-1392  発行年: 2017年01月19日 
JST資料番号: W1877A  ISSN: 1932-7447  CODEN: JPCCCK  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: アメリカ合衆国 (USA)  言語: 英語 (EN)
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本研究では,金属/半導体コアシェルナノ粒子のモデルとして,Auコア上にCu2Oシェルを生成させたナノ粒子を合成し,真空中加熱によって起こる組成と微細構造の変化について,透過型電子顕微鏡およびエネルギー分散X線分光分析によるその場観察を行った。Au:Cu比が1:1のナノ粒子の場合,粒径は平均79nmであり,シェルはエピタキシャル性の高い1~2層のCu2O層からなっていた。Au:Cu比が1:10のナノ粒子の場合,粒径は平均197nmであり,シェルは多結晶性の多数のCu2O層からなっていた。1:1Au/Cu粒子を350°Cまで加熱したところ,O/Cu比は約30%に減少し,同時にコア径の拡張が観察された。500°Cまで加熱すると,Oが完全に消失すると共にナノ粒子全体がAu-Cu合金に均一化した。1:10Au/Cu粒子を300~350°Cに加熱した場合の微細構造変化はより複雑であり,Cu2OとCuとの相分離,Cu凝集粒子やCuナノロッドの生成・成長,Cu凝集粒子周辺へのAuの拡散,等が観察された。1:10Au/Cu粒子の加熱において,1:1Au/Cu粒子の場合と全く異なる微細構造変化が観察された理由は,シェル層が厚く,Cu2Oの還元によって生成されたCuとの間の格子不整合による内部応力を緩和することができなかったためと考えられる。本研究は,金属/半導体コアシェルナノ粒子に関する新しい基礎的知見を与えた。
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分類 (2件):
分類
JSTが定めた文献の分類名称とコードです
非鉄金属材料  ,  その他の金属組織学 

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