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J-GLOBAL ID:201702217301645690   整理番号:17A0891437

ROS1およびALKとの複合体におけるI型阻害剤の結合選択性に関する分子シミュレーション研究

Molecular Simulation Studies on the Binding Selectivity of Type-I Inhibitors in the Complexes with ROS1 versus ALK
著者 (8件):
資料名:
巻: 57  号:ページ: 977-987  発行年: 2017年04月 
JST資料番号: A0294A  ISSN: 1549-9596  CODEN: JCISD8  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: アメリカ合衆国 (USA)  言語: 英語 (EN)
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アミノ酸配列の高い相同性とATP結合部位の高い同一性を持つ蛋白質チロシンキナーゼであるROS1とALKに対する二重阻害剤と,それぞれに対する特異的阻害剤におけるコンフォメーション変化の違いおよび特異的相互作用を調べた。分子動力学シミュレーション,主成分分析,運動動作解析および分子力学一般化Born表面積自由エネルギー計算から,2つの蛋白質のP-ループとα-ループの残基およびDFGモチーフの相互作用の違いが,阻害剤の結合選択性に重要であることが分かった。このことは結合自由エネルギー分解解析によっても確認することができ,P-ループとDFGモチーフがROS1選択的阻害剤の結合に必要であることが分かった。一方,二重阻害剤の結合にはヒンジ領域とその近くの溶媒領域の相互作用が重要であった。これらの知見に基づいて,二重阻害剤クリゾチニブの2,6-ジクロロ-3-フルオロベンジルオキシをN-(3,4-ジメトキシベンジル)-3-メチルベンズアミドに置換すると,得られた化合物はROS1選択性を示した。また,クリゾチニブの溶媒領域を修飾することでALK選択性を示す化合物も得ることができた。これらの知見はROS1とALKに対する新規阻害剤を設計する際に役立つ。
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分類 (4件):
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理論生物学一般  ,  分子構造  ,  酵素一般  ,  計算機シミュレーション 
物質索引 (2件):
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