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J-GLOBAL ID：201702217412461991   整理番号：17A1075266

o-フェニレンホスフィノトリチリウムカチオンの計画合成

Attempted synthesis of ortho-phenylene phosphino-tritylium cations

著者 (3件)： CHANSAENPAK Kantapat (Texas A&M Univ., TX, USA) ,  YANG Mengxi (Texas A&M Univ., TX, USA) ,  GABBAIE Francois P. (Texas A&M Univ., TX, USA)
資料名： Philosophical Transactions of the Royal Society A. Mathematical, Physical and Engineering Sciences  (Philosophical Transactions of the Royal Society A. Mathematical, Physical and Engineering Sciences)
巻： 375  号： 2101  ページ： 20170007,1-10  発行年： 2017年08月28日 
JST資料番号： D0317A  ISSN： 1364-503X  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： イギリス (GBR)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 本報では,(2-ブロモフェニル)ジフェニルホスフィンと(2-ブロモフェニル)ジイソプロピルホスフィンのn-ブチルリチウムによるメタル化と続くベンゾフェノン付加反応により,(2-(ホスフィノ)フェニル)ジフェニルメタノール(化合物1)と(2-(ホスフィノ)フェニル)ジイソプロピルメタノール(化合物2)を得,次に,トリフルオロ酢酸無水物存在下,各懸濁系へのHBF₄水溶液を添加し対応テトラフルオロボラート,7,7-ビス(フェニル)-8,8-ビス(フェニル)-7-ホスホニアビシクロ[4.2.0]オクタ-1,3,5-トリエン(化合物3⁺)と7,7-ビス(フェニル)-8,8-ビス(イソプロピル)-7-ホスホニアビシクロ[4.2.0]オクタ-1,3,5-トリエン(化合物4⁺)を得た。Et₂Oで沈殿させ,化合物3[BF₄]と化合物4BF₄が白色粉末として得られ,X線分析により結晶構造を確めた。これらのカチオンは熱不安定性で,各対応テトラフルオロボラート化合物5⁺と6⁺に異性化した。これらの反応はo-フェニレンホスフィノトリチリウムカチオン関与を示唆した。

シソーラス用語： フルオロホウ酸塩 ,  芳香族臭素化合物 ,  メタル化 ,  付加反応 ,  脂肪族アルコール ,  *環状構造 ,  環化反応 ,  単結晶 ,  結晶構造 ,  X線分析 ,  異性化 ,  *カチオン ,  有機リチウム化合物 ,  芳香族ケトン
準シソーラス用語： *テトラフルオロボラート ,  *ホスフィン類 ,  テトラフルオロホウ酸 ,  熱不安定性

分類 (4件)： 有機りん化合物  (CF08040N) ,  酸  (CD01020O) ,  X線回折法  (BK01020I) ,  有機半金属・有機金属化合物の結晶構造  (BK08040B)

物質索引 (5件)： n-ブチルリチウム ,  ベンゾフェノン ,  トリフルオロ酢酸無水物 ,  1,1,2,2-テトラフェニル-1-ホスファ-1,2-ジヒドロベンゾシクロブテン-1-イウム ,  1,1-ジイソプロピル-2,2-ジフェニル-1-ホスファ-1,2-ジヒドロベンゾシクロブテン-1-イウム

タイトルに関連する用語 (1件)： 計画