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J-GLOBAL ID:201702217435427182   整理番号:17A0932942

チトクロームP450 17A1触媒ヒドロキシラーゼおよびリアーゼの反応機構

Mechanism of Cytochrome P450 17A1-Catalyzed Hydroxylase and Lyase Reactions
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巻: 57  号:ページ: 1123-1133  発行年: 2017年05月 
JST資料番号: A0294A  ISSN: 1549-9596  CODEN: JCISD8  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: アメリカ合衆国 (USA)  言語: 英語 (EN)
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チトクロームP450 17A1(CYP17A1)は,プレグネノロンおよびプロゲステロンのC17ヒドロキシル化およびその後のアンドロゲン前駆体形成のためのC17-C20結合切断(リアーゼ反応)を触媒し,中間体として酸化活性種のCompound I(Cpd I)およびペルオキソアニオン(POA)が反応を媒介する。本報告では,密度汎関数理論(DFT)計算および分子動力学(MD)シミュレーションによる酵素-基質相互作用の解析により,ヒドロキシラーゼおよびリアーゼの反応経路を特徴付けた。ヒドロキシラーゼ反応では,標的部位の活性化障壁はどれも互いに近い値を示し,リアーゼ反応では,異なるメカニズムの2段階反応に対し同一の活性化エネルギーが示された。DFTの最適遷移状態(TS)をCYP17A1活性部位に被せるとC17ヒドロキシル化のためのTSからは不一致がみられたが,リアーゼのTSには一致していた。また,CYP17A1-Cpd IとCYP17A1-POAにおける水素結合パターンの違いがCYP17A1から17α-ヒドロキシプロゲステロンへの変換が17α-ヒドロキシプレグネノロンへの変換より緩やかな原因であることが明らかとなった。以上の結果は,ステロイド生成型CYPの選択性が,薬物代謝CYPの選択性とは対照的に,酵素との直接的相互作用に支配されるという概念を支持している。
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