文献

J-GLOBAL ID：201702217480409349   整理番号：17A1079848

疲労試験機を用いた周期的往復滑り接触における軸受鋼の摩擦と表面損傷の研究

Investigation of Friction and Surface Damage of Bearing Steel in Cyclic Reciprocating Sliding Contact by Making Use of Fatigue Testing Machine

著者 (3件)： TANAKA Yuya (Fukuoka Univ., Fukuoka, JPN) ,  ENDO Masahiro (Fukuoka Univ., Fukuoka, JPN) ,  MORIYAMA Shigeaki (Fukuoka Univ., Fukuoka, JPN)
資料名： Advanced Experimental Mechanics  (Advanced Experimental Mechanics)
巻： 2  ページ： 82-86  発行年： 2017年08月 
JST資料番号： F1885A  ISSN： 2189-4752  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： ベアリング,歯車,鉄道レールのような転がり接触機械部は,はく離,孔食および剥がれのような層間剥離の問題を有する。この破壊は,せん断モード(モードIIおよびモードIII)ならびに隙間モード(モードI)の疲労亀裂成長と密接に関連することが知られている。一般に,せん断モード疲労き裂の成長およびそのしきい値挙動は,対向する亀裂面の相互作用によって大きく影響を受ける可能性がある。従って,亀裂面の摩擦や表面損傷の機構を理解することが不可欠であり,これらの特性を適切に評価できる新しい試験方法が求められている。本研究では,乾燥条件下で,軸受け鋼の摩擦挙動と表面損傷に対するマイクロスケールの相対運動を伴う周期的な往復滑り接触の及ぼす影響を調べた。研究した材料は,熱処理された高炭素クロム軸受鋼(JIS SUJ2)であった。新しい摩擦および摩耗試験方法として,油圧制御式の軸方向およびねじり疲労試験機を使用した周期的なリングオンリング試験を行った。動摩擦係数は0.4~1.0の範囲で,その平均値は約0.75であった。(翻訳著者抄録)

シソーラス用語： *滑り接触 ,  *軸受鋼 ,  *軸受 ,  *歯車 ,  *レール ,  転がり接触 ,  剥離 ,  *孔食 ,  層間剥離 ,  *摩耗試験
準シソーラス用語： *ベアリング ,  厚み剪断モード ,  *動摩擦 ,  動摩擦係数 ,  *疲労亀裂 ,  *疲労試験 ,  疲労閾値 ,  *表面損傷

分類 (2件)： 金属の機械的性質  (BL01022T) ,  木材の性質・構造  (FF05020Z)

タイトルに関連する用語 (6件)： 疲労試験機 ,  滑り接触 ,  軸受鋼 ,  摩擦 ,  表面損傷 ,  研究