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J-GLOBAL ID:201702217565688799   整理番号:17A1506763

ヒト多剤耐性白血病細胞および構造的関係におけるStemonaアルカロイドによるP糖蛋白質の調節【Powered by NICT】

Modulation of P-glycoprotein by Stemona alkaloids in human multidrug resistance leukemic cells and structural relationships
著者 (13件):
資料名:
巻: 34  ページ: 182-190  発行年: 2017年 
JST資料番号: W1767A  ISSN: 0944-7113  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: オランダ (NLD)  言語: 英語 (EN)
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多剤耐性(MDR)は癌患者の治療における化学療法の失敗の主要な理由である。MDR癌細胞におけるP-gp過剰発現は生化学的耐性機構を持つ多因子現象である。Stemona bukilliiから単離したステモホリン(STF)では,MDR逆転化合物であることが報告されている。ビャクブ科植物から精製した他のStemonaアルカロイドはMDR調節活性を発揮したかどうかを調べた。MTTアッセイは,アルカロイドのMDR逆転特性を決定するために行った。これらの化合物によるP-gp機能の調節は,細胞周期分析およびP-gp蛍光基質蓄積分析を用いて調べた。P-gp発現は,ウエスタンブロット分析により決定した。を予備的にMTTアッセイを用いて正常ヒト線維芽細胞とヒト末梢血単核細胞(PBMC)における,in vitro溶血アッセイにより赤血球細胞(ヒトとラット)におけるこれらの化合物の安全性を検討した。試験した八種のアルカロイドの三isostemofoline(ISTF),11Z-ジデヒドロステモホリン(11Z DSTF)および11eジデヒドロステモホリン(11E DSTF)は,多剤耐性白血病K562/Adr細胞の化学療法感受性,P-gpを過剰発現することを増強した。P-gp機能研究は,これら三種のアルカロイドはK562/Adr細胞におけるP-gp基質,カルセイン-AM(C AM)およびローダミン123(Rho123)の蓄積を増加することを示したが,この効果は薬剤感受性親K562細胞では見られなかった。が,ウェスタンブロット分析によって測定したアルカロイドはP-gp発現を変化させなかった。アルカロイドはP-gp機能の阻害を介してMDRを逆転させた。医薬品安全性試験では,アルカロイドは正常ヒト線維芽細胞と末梢血単核球に有毒ではないことが分かった。さらに,効果的な化合物は,ヒトまたはラット赤血球の溶血を誘導しなかった。これらの化合物はP-gp介在MDRを示す癌の治療のための潜在的な候補分子として導入されると思われる。Copyright 2017 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.【Powered by NICT】
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分類 (2件):
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抗腫よう薬の基礎研究  ,  アルカロイド 

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