抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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現在,家庭動物飼養に関する問題の予防や解決について,国は動物の愛護及び管理に関する法律を定めており,都道府県等地方公共団体に対し,動物の愛護及び管理に関する総合的施策を行うよう要請している。これら地方公共団体の動物愛護管理に関わる事務における行政の課題を明らかにすることを目的として,全国781市区町村に対して質問紙調査を行い,各市区町村を政令指定都市,中核市,特別区,その他の市町村に区分して分析を行った。分析の際に特に着目した点は,1)動物愛護管理行政の担当部局の組織上の位置づけの問題,2)動物愛護管理行政に関する教育・研修の問題,3)フン害対策の問題,の3点である。その結果,例えば全国的に動物愛護管理行政の組織上の位置づけが極めて不明確であることや,専門的な教育・研修が不足していること,ペット動物のフン害に関する苦情対応に対して職員の多くが精神的負担を感じていることなどの問題点が明らかとなった。(著者抄録)