抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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本研究は,特発性突発性感音難聴(ISSNHL)の患者における聴覚障害,前庭機能およびバランス機能の重症度の間の関係を調査した。【方法】合計35人のISSNHL患者(めまいを有する21人の患者を含む)を登録した。すべての患者は,聴力検査,感覚組織検査(SOT),カロリー試験,頚部前庭誘発筋電位(cVEMP)試験および眼前庭誘発筋電位(OVEMP)試験を受けた。めまいと聴力損失等級(P=0.009)の間,およびSOT VESTグレードと聴力損失グレードの間に有意な関係が認められた(P=0.001)。OVEMP試験の異常率は最も高く,次いで,めまいのある患者だけでなく,めまいのない患者においても,カロリーとcVEMP試験の異常率が続いた。前庭終末器官はめまい患者における損傷に対してより感受性が高かった(めまいのない患者と比較して)。めまいとSOT VESTグレードの存在の間には有意な関係が認められた(P=0.010)。前庭終末器官はめまい患者だけでなく,めまいのない患者にも障害されることを示した。めまいおよび前庭障害は,めまいを伴わない患者におけるよりもめまい患者において,より深刻である可能性があった。めまいは前庭末端器官の障害と因果関係を必ずしも持たない。結論:SOT VESTグレードは,ISSNHL患者におけるめまい状態の存在を反映するために用いることができた。聴力検査とは別に,末梢前庭終末器官とバランス機能の機能は,ISSNHLの臨床診断,治療および予後評価において,著者らの条件を包括的に理解するために評価されるべきである。Data from Wanfang. Translated by JST【JST・京大機械翻訳】