文献

J-GLOBAL ID：201702217633026990   整理番号：17A1047050

立体規則性に主眼をおいた炭素繊維重合体前駆体の熱処理過程の構造変態,耐熱性及び発生気体同定

Structural transformation, thermal endurance, and identification of evolved gases during heat treatment processes of carbon fiber polymer precursors focusing on the stereoregularity

著者 (3件)： KRISHNAN G. Santhana (CSIR-National Aerospace Lab., Bangalore, IND) ,  MURALI N. (CSIR-National Aerospace Lab., Bangalore, IND) ,  AHAMED A. Jafar (Bharathidasan Univ., Tiruchirappalli, IND)
資料名： Journal of Thermal Analysis and Calorimetry  (Journal of Thermal Analysis and Calorimetry)
巻： 129  号： 2  ページ： 821-832  発行年： 2017年08月 
JST資料番号： H0095C  ISSN： 1388-6150  CODEN： JTHEA  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： オランダ (NLD)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 熱処理過程における炭素繊維前駆体(ポリアクリロニトリル;PAN)の構造変態,熱安定性及び発生気体に対する微細構造(トリアドタクティシティ含有量)の影響について調べた。イソタクチックPAN(I-PAN)とアタクチックPAN(A-PAN)を合成し,分子量や分子構造,熱分解挙動などをサイズ排除クロマトグラフィー-小角レーザ光散乱,粘度測定,炭素13NMR,熱分解GC-MS分析,質量分析による発生気体分析,TG-FTIR分析で評価した。単量体~四量体に帰属される直鎖アルキルニトリル同族体を熱分解生成物として検出した。フラグメンテーション機構はトリアドタクティシティ含有量に影響され,熱開裂,フラグメンテーション及び環化反応などの熱反応を受けやすいA-PANはI-PANより熱的に不安定であった。イソタクチックトリアドでニトリルの環化反応が優先的に生じるI-PANはA-PANより高い熱安定性を示した。

シソーラス用語： *ポリアクリロニトリル ,  *炭素繊維 ,  前駆体 ,  立体規則性 ,  重合 ,  分子構造 ,  高分子量 ,  *熱分解 ,  熱安定性 ,  分解物 ,  反応機構 ,  フラグメンテーション ,  サイズ排除クロマトグラフィー ,  光散乱検出器 ,  粘度 ,  炭素13NMR ,  GC-MS分析 ,  熱分解クロマトグラフィー ,  Fourier変換赤外分光分析 ,  熱重量分析 ,  発生気体分析 ,  赤外吸収スペクトル ,  質量スペクトル
準シソーラス用語： ポリアクリロニトリル系炭素繊維 ,  イソタクチックポリマ ,  トリアド ,  熱分解GC-MS ,  TG-FTIR分析 ,  FTIRスペクトル

分類 (3件)： 高分子の立体構造  (CG02031G) ,  高分子の分解,劣化  (CG03010A) ,  アクリル樹脂  (YH07110K)

タイトルに関連する用語 (9件)： 立体規則性 ,  炭素繊維 ,  重合体 ,  前駆体 ,  処理過程 ,  構造変態 ,  耐熱性 ,  気体 ,  同定