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J-GLOBAL ID:201702217672882965   整理番号:17A0408907

オレウロペインアグリコンはβアドレナリン作動性シグナル伝達を活性化することにより高脂肪食誘導性肥満ラットの褐色脂肪組織におけるUCP1発現を増強する【Powered by NICT】

Oleuropein aglycone enhances UCP1 expression in brown adipose tissue in high-fat-diet-induced obese rats by activating β-adrenergic signaling
著者 (8件):
資料名:
巻: 40  ページ: 209-218  発行年: 2017年 
JST資料番号: E0597B  ISSN: 0955-2863  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: アメリカ合衆国 (USA)  言語: 英語 (EN)
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オレウロペインは生オリーブの辛味成分である。オレウロペインアグリコン(OA)は,エキストラバージンオリーブ油中の主要フェノール化合物とオロイロペインの吸収型である。一過性受容体電位アンキリン1(TRPA1)およびバニロイド1(TRPV1)に対するオレウロペイン及びOAのアゴニスト活性を調べることにより,高脂肪(HF)食餌誘発性肥満ラットにおける肩甲骨間褐色脂肪組織(IBAT)に及ぼすオレウロペインとOAの栄養効果の基礎をなす機構を決定することを目的とした。四週齢の雄Sprague-Dawleyラットは,HF(パーム油30%wt:wt)食を与えた単独またはオレウロペイン(HF-O,1g/kg飼料)を28日間飼育した。HFに比べてHF-O飼育されたラットにおいて,IBATの尿中ノルアドレナリン,アドレナリンおよびUCP1レベルは有意に高く,血漿レプチンレベルと腹腔内脂肪組織の全重量は有意に低かった。麻酔7週齢雄性Sprague-Dawleyラットでは,血しょう中ノルアドレナリン分泌におけるOA(静注3.8mg)誘導増加は,TRPA1またはTRPV1きっ抗薬とβ2またはβ3-アドレナリン受容体きっ抗薬により抑制された。さらに,OA活性化ラットおよびヒトTRPV1sはジンゲロン(ショウガの辛味成分)と同じレベルでHEK293細胞に発現した。OAもhumanTRPA1を活性化し,その効力はTRPV1のそれよりも約10倍強かった。これらの知見は,OAはTRPA1とTRPV1のアゴニストであり,OAはTRPA1およびTRPV1活性化後のβ-アドレナリン作用を介して増強されたノルアドレナリン分泌を介してHF食誘導肥満ラットの内臓脂肪量の同時減少とともにIBATのUCP1発現を増強することを示唆した。Copyright 2017 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.【Powered by NICT】
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分類 (2件):
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遺伝子発現  ,  動物の代謝と栄養一般 

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