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J-GLOBAL ID：201702217803989780   整理番号：17A0895917

北海道において複合劣化を受けた鋼橋RC床版の調査事例

著者 (4件)： 角間恒 (土木研 寒地土木研) ,  佐藤孝司 (国土交通省 北海道開発局) ,  佐藤孝司 (土木研 寒地土木研) ,  西弘明 (土木研 寒地土木研)
資料名： 寒地土木技術研究  (Monthly Report. Civil Engineering Research Institute for Cold Region)
号： 770  ページ： 13-18  発行年： 2017年07月10日 
JST資料番号： G0057A  ISSN： 2432-2652  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 解説  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 鋼橋の鉄筋コンクリート床版(以下,RC床版)では,塩害,凍害,アルカリシリカ反応(以下,ASR)等の材料劣化と大型車通行に伴う疲労との複合劣化が顕在化している。北海道におけるRC床版に関しては,凍害の影響が顕著であり,上面コンクリートの層状ひび割れや砂利化が進行しており,ASRによる劣化も増加している。筆者らは,北海道のRC床版を取り巻く状況を勘案して,凍害等を含む複合劣化が進行したRC床版の点検・診断・対策等の維持管理技術の開発を行ってきた。本報では,その一環として,北海道において46年間供用後に架け替えられた鋼橋のRC床版を対象として,劣化状況を把握するために実施した各種調査の結果について報告する。調査対象の橋梁は,橋長34mの2径間単純合成鈑桁の曲線橋であり,凍害危険度3,かつ凍害とASRの複合劣化の可能性のある地域に位置する。本文は,調査内容,および調査結果(外観調査,内部欠陥調査,ASRに関する調査,および圧縮強度・静弾性係数)について記した。

シソーラス用語： *北海道 ,  *鋼橋 ,  *スラブ ,  鉄筋コンクリート ,  塩害 ,  凍害 ,  アルカリ骨材反応 ,  *劣化 ,  疲れ ,  表面 ,  コンクリートスラブ ,  圧縮強さ ,  弾性係数
準シソーラス用語： アルカリシリカ反応 ,  維持管理技術 ,  材料劣化 ,  上面コンクリート ,  静弾性係数 ,  *鉄筋コンクリート床版 ,  疲労 ,  *複合劣化

分類 (2件)： 橋梁の破壊,保守,その他  (RC06080X) ,  自然災害  (RA02030M)

引用文献 (7件)：

• 澤松俊寿、岡田慎哉、山﨑達哉:一般国道275号志寸川橋の床版陥没について-防水層を含めた床版の劣化損傷状況の調査-、北海道開発技術研究発表会、維24、2013.
• 長谷川寿夫、藤原忠司:コンクリート構造物の耐久性シリーズ 凍害、技報堂出版、1988.
• 日本コンクリート工学協会:複合劣化コンクリート構造物の評価と維持管理計画研究委員会 報告書、2001.
• 国土交通省:橋梁定期点検要領、2014.
• 渡邉晋也、谷倉泉、佐藤智:コンクリート床版内部に発生した水平ひび割れの微破壊調査方法、土木学会第70回年次学術講演会講演概要集、CS10-006、2015.

タイトルに関連する用語 (5件)： 北海道 ,  複合劣化 ,  鋼橋 ,  RC床版 ,  調査