文献

J-GLOBAL ID：201702217806853947   整理番号：17A1366604

溶接部品の疲れ設計における残留応力の定量的な考察のためのエンジニアリングモデル

Engineering model for the quantitative consideration of residual stresses in fatigue design of welded components

著者 (3件)： HENSEL Jonas (TU Braunschweig, Braunschweig, DEU) ,  NITSCHKE-PAGEL Thomas (TU Braunschweig, Braunschweig, DEU) ,  DILGER Klaus (TU Braunschweig, Braunschweig, DEU)
資料名： Welding in the World  (Welding in the World)
巻： 61  号： 5  ページ： 997-1002  発行年： 2017年09月 
JST資料番号： H0722A  ISSN： 0043-2288  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： ドイツ (DEU)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 溶接部に存在する残留応力は疲れ寿命に大きな影響を与えることが知られており,国際溶接学会(IIW)ではこれに対する規定を設けている。しかしながら,規定されているものは,必ずしも十分に実際を反映していない問題がある。本研究においては,この問題に対してより定量的な指針を得るために,残留応力測定と疲れ試験の系統的な調査を実施し,エンジニアリングモデルの構築を行なった。実験では,2種類の鋼材(S355NLとS960QL)に異なる残留応力状態(溶接のまま,熱処理および引張予応力)を与え,疲れ試験を実施した。これらの実験結果に基づき,残留応力が存在する溶接部の疲れ強さに対するエンジニアリングモデルの構築を行ない,溶接した鋼の疲れ強さに残留応力が如何に影響するかを決定するのに降伏応力は有用な目安とはならないことを指摘した。

シソーラス用語： 鉄鋼 ,  *溶接部 ,  *残留応力 ,  *疲れ強さ ,  モデル ,  降伏応力
準シソーラス用語： エンジニアリングモデル

分類 (2件)： 溶接部  (WC07100I) ,  金属材料  (HC05020S)

タイトルに関連する用語 (5件)： 溶接 ,  疲れ設計 ,  残留応力 ,  定量 ,  エンジニアリングモデル