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J-GLOBAL ID:201702217814190415   整理番号:17A0381995

熱帯圏界面上空の長寿命の飛行機雲と対流巻雲

Long-lived contrails and convective cirrus above the tropical tropopause
著者 (13件):
資料名:
巻: 17  号:ページ: 2311-2346 (WEB ONLY)  発行年: 2017年02月 
JST資料番号: U7039A  ISSN: 1680-7316  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: ドイツ (DEU)  言語: 英語 (EN)
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本研究では,(1)非常に低い温度での飛行機雲をキャラクタリゼーションし,(2)飛行機雲が発生した対流巻雲について議論した。(1)長寿命の飛行機雲と対流貫入による巻雲を-88°Cまでの低い温度の熱帯圏界面上空で,ロシアの高高度調査機M-55”Geophysica”での測定,2005年のオーストラリアのダーウィン近くでのSCOUT-O3フィールド実験での関連する観測により調べた。飛行機雲は,ほぼ1h,成層圏での低い温度と弱い乱気流で,氷飽和以下で持続することが観測された。飛行機雲は,2005年11月16日の消滅しつつある対流システム“Hector”の風下で発生した。飛行機雲の上部は-82°Cの氷に対し相対湿度~60%で,熱帯下部成層圏の高度19kmにおいて生じた。~1hの寿命は,エンジンの水排出,Hectorからのわずかに高い湿度,低い温度,弱い乱気流,そしておそらく硝酸水和物生成により説明できる。長い持続は,下部成層圏において航空交通が将来増加した場合の大きな飛行機雲により覆われる可能性を示唆した。(2)2005年11月30日に強い対流Hector雲の上空で観測された巻雲は,以前,対流貫入による巻雲と解釈された。本研究では,巻雲の一部が飛行機雲,あるいは対流と飛行機雲の巻雲の混合によることを示した。ドイツの調査機“Falcon”搭載の上向きライダ,ダーウィンの近くのCPOLレーダ,NOAA-AVHRR衛星とともにin situデータは,飛行機雲と対流巻雲の部分を見分けるために十分完全な絵を提供した。プルーム位置は,測定ないし解析された風とパラメタリゼーションされた後流渦下降に基づいて推定した。Hector上空で測定した非揮発性エアロゾルの大部分は,航空機放出に起因した。排気排出指数は,2010年の極成層圏におけるGeophysicaの自己適合実験から求めた。飛行機雲中の氷粒子数は,非揮発性エアロゾル粒子数の1%未満で,恐らく昇華消失と不検出の非常に小さな氷粒子によった。レーダデータは,対流貫入中の氷水含有量が,飛行経路に沿って測定されたものより遥かに大きいことを示した。これらの調査結果は,貫入対流についての知見を加え,下部成層圏の水和に関連した。(翻訳著者抄録)
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分類 (2件):
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成層圏・中間圏  ,  大気大循環,熱帯気象 

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