抄録/ポイント:
抄録/ポイント
文献の概要を数百字程度の日本語でまとめたものです。
部分表示の続きは、JDreamⅢ(有料)でご覧頂けます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。
本稿では,人口減少集落地域への人口定住を支える仕組みとして,生活環境の維持に着目し,島根県の取組事例を中心に,中山間地域集落の人口減・高齢化の状況と暮らしへの影響,田園回帰の状況と定住で実現されうる人口規模,次世代定住を支えるために必要な取組について考察する。以下の知見を得る。1)人口減少を止めるためには,必要な具体的な数値目標を掲げて定住を促進することが重要である。2)若者や子育て世帯の定着のためには,定住推進とともに生活機能の維持が重要である。3)定住が実現しても,現在よりは人口規模は小さくなることを想定した地域運営の仕組み作りが重要である。4)地域運営の仕組み作りの要点は,集落単位の共助を補完するより,広域での課題解決型組織づくり,生活機能維持,地域経済循環の強化である。