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J-GLOBAL ID:201702217853826209   整理番号:17A1426114

ブタにおける心停止後の心筋損傷に対するニコランジルの心臓保護効果【Powered by NICT】

Cardioprotective effect of nicorandil against myocardial injury following cardiac arrest in swine
著者 (9件):
資料名:
巻: 35  号:ページ: 1082-1089  発行年: 2017年 
JST資料番号: W3350A  ISSN: 0735-6757  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: オランダ (NLD)  言語: 英語 (EN)
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狭心症の治療に使用される血管拡張薬,ニコランジルは,種々の動物モデルにおいて心筋虚血-再潅流損傷に対して保護することが報告されている。しかし,心停止後のその心臓保護作用は不明である。心停止と蘇生のブタモデルにおけるニコランジルの心臓保護効果を検討した。心室細動は麻酔ブタにおける4分,続いて心肺蘇生により電気的に誘導された。十六蘇生に成功動物は生理食塩水対照(n=8)またはニコランジル(n=8)群に無作為化した。ニコランジル(150μg/kg)は自己心拍再開(ROSC)の回復とそれに続く再潅流終了まで3μg/kg/min投与による開始時の中心静脈注射により投与した。偽処置群には手術を行ったのみ(n=4)。血行動態パラメータを連続的にモニターした。血液試料はROSC後ベースライン,530年,180年,および360分で採取した。左心室駆出分画はROSC後ベースラインと6時間時点で心エコー図により評価した。動物はROSC後6時間で安楽死させ,心臓組織を分析のために除去された。ROSC後6時間,ニコランジルは対照群と比較して左室圧低下と心拍数(P>0.05)の最大速度を除くすべての血液動態変数(全てP<0.05)を有意に改善した。対照動物は偽動物と比較して高い心臓トロポニンIおよび血中乳酸濃度,有意にニコランジル治療(P<0.05)後の減少したを示した。生理食塩水対照群では,アデノシン三リン酸(ATP)含量を大幅に減少させたが,その後ニコランジル(P<0.05)により救済した。病理組織学的損傷は,ニコランジル治療で減少した。ニコランジルは還元末端デオキシヌクレオチジルトランスフェラーゼdUTPニック末端標識(TUNEL)陽性細胞により証明されたように,心筋細胞アポトーシスを減少させ,Baxおよびカスパーゼ-3発現を減少させ,心筋(すべてP<0.05)におけるBcl-2発現を増加させた。ニコランジルは蘇生術後の心筋機能障害とエネルギー代謝の改善,心筋組織病理学的損傷の減少および抗アポトーシス効果を介して心停止後の心筋損傷に対する心臓保護作用を示した。Copyright 2017 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.【Powered by NICT】
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分類 (2件):
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応急処置  ,  循環系疾患の治療一般 
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