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J-GLOBAL ID：201702217876650794   整理番号：17A0803900

生物膜法を用いた排水処理 生物膜担体を用いた一槽式硝化脱窒技術の検討

著者 (3件)： 石井卓也 (東洋大 生命科学) ,  伊東将貴 (東洋大 生命科学) ,  角野立夫 (東洋大 生命科学)
資料名： 用水と廃水  (Journal of Water and Waste)
巻： 59  号： 7  ページ： 530-536  発行年： 2017年07月01日 
JST資料番号： G0195A  ISSN： 0513-5907  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 生物膜担体(PVA担体)を用いて,下水処理向けNH₄-N40mg/l含有排水の一槽式硝化脱窒処理として,好気脱窒処理とSNAP処理を検討した。まず硝化細菌付着PVA担体を培養し,好気脱窒処理を行なった。溶存酸素2~4mg/lで制御することにより,容積負荷0.13~0.17kg-N/m³・d,C/N比=1~2で,T-N除去率30~50%を得た。有機物(酢酸)添加系のPVA担体には亜硝酸還元菌遺伝子(nirK,nirS)コピー数が,酢酸無添加系より10倍多く存在した。さらに,アナモックス菌群を用いたSNAP処理では,溶存酸素(DO)0.9mg/l以下,滞留時間(RT)=8h,容積負荷0.3kg-N/m³・dおよびアナモックス担体/硝化担体比1/1の条件で,最大T-N除去率56%を得られた。比較する条件は異なるが,好気脱窒処理とSNAP処理では同等レベルの処理が可能である。(著者抄録)

シソーラス用語： *下水処理 ,  *硝化 ,  *脱窒 ,  嫌気性処理 ,  微生物学的酸化 ,  細菌 ,  キャリア ,  *産業廃水 ,  *バイオフィルム ,  *嫌気性アンモニア酸化 ,  嫌気性アンモニア酸化細菌 ,  微生物 ,  *廃棄物 ,  *液状廃棄物 ,  *産業廃棄物
準シソーラス用語： *生物膜 ,  *アナモックス ,  Anammox菌 ,  *担体 ,  排水処理

分類 (2件)： 産業廃水処理  (SC03080D) ,  下水,廃水の生物学的処理  (SC03060H)

引用文献 (10件)：

• 佐久間智士,菅野 匠,北澤卓也,角野立夫:アナモックス担体投入型循環変法を用いた下水と養豚廃水の処理特性,第53回下水道研究発表会講演会,7(2016).
• 佐久間智士,菅野 匠,角野立夫:実下水および養豚廃水を用いたアナモックス担体投入型循環変法の検討,第8回東洋大学川越・朝霞・板倉キャンパス研究交流会(2016).
• 佐久間智士,菅野 匠,田畑良祐,角野立夫,鈴木郁男,井上 涼,山中将司,大木翔太:アナモックス担体投入型循環変法の養豚廃水における処理特性,日本水処理生物学会誌別巻第36号,63(2016).
• 白鳥秀彦,篠原健介,石井卓也,角野立夫,名取雄太,高橋和彦:低温耐性硝化細菌担体投入型BAC処理での硝化処理特性,日本水処理生物学会誌別巻第36号,68(2016).
• 伊東将貴,角野立夫:一槽式アナモックス反応を用いたアンモニア含有廃水処理,化学工学会福島大会(2016).

タイトルに関連する用語 (6件)： 生物膜法 ,  排水処理 ,  生物膜 ,  担体 ,  槽 ,  硝化脱窒