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J-GLOBAL ID：201702217914224074   整理番号：17A0932793

ナノメートルスケールの荷電粒子による摂取の蒸気特定範囲

Vapor specific extents of uptake by nanometer scale charged particles

著者 (2件)： LI Chenxi (Univ. Minnesota, Minnesota, USA) ,  HOGAN Christopher J., Jr. (Univ. Minnesota, Minnesota, USA)
資料名： Aerosol Science and Technology  (Aerosol Science and Technology)
巻： 51  号： 4-6  ページ： 653-664  発行年： 2017年04月 
JST資料番号： H0030B  ISSN： 0278-6826  CODEN： ASTYDQ  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： アメリカ合衆国 (USA)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 最少均一核生成でのナノ粒子による蒸気摂取(凝縮)の制御能力で,凝縮粒子カウンター(CPCs)の設計および操作が可能になる。CPCの性能に決定的に重要なことは,CPCの活性効率カーブ,すなわち凝縮で光学的に検出できるサイズまで成長するサンプリング粒子の割合である。ナノメートルスケールの塩化ナトリウムクラスタイオン((NaCl)_x(Na⁺)_zおよび(NaCl)_x(Cl^-)_z)による有機蒸気分子の摂取を,飛行時間質量分析計と連結した微分モビリティアナライザーで調べた。モビリティアナライザー中の溶媒蒸気圧の関数としてイオン逆モビリティをモニタリングして,1-ブタノール,エタノール,メチルエチルケトン(MEK)およびトルエンの摂取範囲をモニターした。<300Pa範囲のブタノール蒸気圧で2倍を超える逆モビリティのシフトが観察された。エタノールおよびMEK摂取は正荷電クラスターイオンのシフトを1.5倍上昇させた。エタノール曝露は,負荷電クラスターイオンを同程度シフトさせたが,MEK曝露では負イオンの逆モビリティシフトは1.3倍であった。トルエン曝露では負イオンの逆モビリティシフトは1.2倍以下であった。結局,蒸気摂取の範囲の直接関数である相対逆モビリティシフトは,蒸気分子構造やクラスターイオン荷電極性の影響に比べて,クラスターイオンの大きさには少し依存したに過ぎなかった。

シソーラス用語： *ナノ粒子 ,  *荷電粒子 ,  *蒸気 ,  *凝縮 ,  計測器 ,  塩化ナトリウム ,  クラスタイオン ,  質量分析計 ,  監視 ,  核形成 ,  脂肪族アルコール ,  脂肪族ケトン ,  アルキルベンゼン
準シソーラス用語： 粒子カウンタ ,  飛行時間型質量分析計 ,  微分モビリティアナライザー ,  イオン逆モビリティ ,  モニタリング ,  荷電極性 ,  核生成

分類 (1件)： 蒸留,蒸発  (XD02010F)

物質索引 (4件)： 1-ブタノール ,  エタノール ,  メチルエチルケトン ,  トルエン

タイトルに関連する用語 (3件)： ナノメートルスケール ,  荷電粒子 ,  蒸気