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J-GLOBAL ID：201702218033198547   整理番号：17A0986347

カリックスマラグドリン 配位錯体のための広範な配位子

Calixsmaragdyrin: A Versatile Ligand for Coordination Complexes

著者 (6件)： CHATTERJEE Tamal (Indian Inst. of Technol. Bombay, Mumbai, IND) ,  MOLNAR Brian (Rensselaer Polytechnic Inst., New York, USA) ,  THEOPHALL G. G. (Rensselaer Polytechnic Inst., New York, USA) ,  LEE Way-Zen (National Taiwan Normal Univ., Taipei, TWN) ,  LAKSHMI K. V. (Rensselaer Polytechnic Inst., New York, USA) ,  RAVIKANTH Mangalampalli (Indian Inst. of Technol. Bombay, Mumbai, IND)
資料名： Inorganic Chemistry  (Inorganic Chemistry)
巻： 56  号： 7  ページ： 3763-3772  発行年： 2017年04月03日 
JST資料番号： C0566A  ISSN： 0020-1669  CODEN： INOCAJ  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： アメリカ合衆国 (USA)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： カリックスマラグドリンのRu(II)錯体(3),BF₂錯体(4)を調製し,3についてはX線回折により結晶構造を明らかにした。3は大環状配位子の3つの窒素,二つのアキシャルカルボニル配位子,ひとつのヒドロキシル配位子が配位していた。一方4ではBF₂は大環状配位子の二つの窒素が配位していることが,NMRによりわかった。そして3,4について,陽子磁気共鳴,紫外可視吸収スペクトル,サイクリックボルタンメトリー,高可能分解能質量分析によりキャラクタライズした。陽子磁気共鳴において,3はβ-ピロールのプロトンが高磁場シフトし,4は低磁場シフトすることがわかった。いずれの錯体も酸化還元条件下で安定であった。また密度汎関数法計算,時間依存性密度汎関数法計算により電子状態について検討した。その結果,3は対称性が高く,HOMOおよびLUMOの両方に対してRu(II)のd軌道が寄与しており,4は非対称性であることがわかった。

シソーラス用語： *大環状錯体 ,  *ルテニウム錯体 ,  X線回折 ,  *結晶構造 ,  ヒドロキソ錯体 ,  カルボニル錯体 ,  ホウ素錯体 ,  フルオロ錯体 ,  陽子磁気共鳴 ,  紫外可視吸収スペクトル ,  サイクリックボルタンメトリー ,  質量分析 ,  密度汎関数法 ,  理論 ,  電子状態 ,  HOMO ,  LUMO ,  分子構造
準シソーラス用語： 時間依存性密度汎関数法

分類 (3件)： 八員環以上の複素環化合物  (CF07120T) ,  白金族元素の錯体  (CE01100E) ,  遷移金属元素(鉄族元素を除く)の錯体の結晶構造  (BK09030X)

物質索引 (1件)： 6,6-ジメチル-15,20-ジフェニル-24,25,26,27,28-ペンタアザヘキサシクロ[19.2.1.1^2,5.1^7,10.1^11,14.1^16,19]オクタコサ-1(24),2,4,7,9,11(26),12,14,16,18,20,22-ドデカエン

タイトルに関連する用語 (2件)： 配位錯体 ,  配位子