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J-GLOBAL ID:201702218092022553   整理番号:17A1617006

産卵鶏種ヒナの敵対行動をモニタリングするための行動テストスクリーニング

Screening of the Behavioral Tests for Monitoring Agonistic Behavior of Layer Chicks
著者 (7件):
資料名:
巻: 54  号:ページ: 296-302(J-STAGE)  発行年: 2017年 
JST資料番号: G0008B  ISSN: 1346-7395  CODEN: JPSOBX  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: 日本 (JPN)  言語: 英語 (EN)
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ニワトリの敵対行動は,一種の社会行動で威嚇や戦闘と関係するが,養鶏業の最も深刻な問題の一つである。しかし,行動の脳メカニズムを調査する効果的モデルの不足(lack?)のおかげで,効果的処置はとられなかった。従ってこの研究は,ニワトリの敵対行動をモニタリングする実用的な行動テストを選択することを目的とした。2つの行動テスト,居住区への侵入者(RーI)テストと社会関係(SI)テストが,日齢8,12,16,20,24日目の10対の産卵鶏種の雄ヒナで10分間実行され,合計敵対頻度(TAF:突っつき,かみつき,蹴り,脅し,飛び上がりのような敵対誇示の頻度合計)と,待機時間(行動テストの開始から最初の敵対行動が起こるまでの時間)が敵対行動の指標として測定された。双方向反復測定の分散分析により,両方の行動テストでは侵入者と敵の間でTAFと待機時間にかなりの違いがあることが明らかになった。RーIテストでは,侵入者のTAFは生後8日から20日まではかなり増加したが,待機時間は生後8日から24日でかなり減少した。しかしSIテストでは,侵入者のTAFはかなり増加したが,待機時間は生後16日から20日のみかなり減少した。高い敵対行動の基準がTAFとして定義された時,そこでは侵入者は30倍以上のTAFを示し,敵は侵入者の3分の1以下のTAFを示したが,敵対確認比率(AER)は,それは全ての行動痕跡毎の高い敵対行動を示す侵入者数と同じであるが,SIテストでよりもRーIテストでかなり高かった。これらの結果より,RーIテストはむしろSIテストよりも産卵種ヒナの敵対行動をモニタリングする効果的なツールであることを示唆した。(翻訳著者抄録)
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分類 (3件):
分類
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鶏  ,  個体群生態学  ,  計測学一般 
引用文献 (41件):
  • Al-Rawi B and Craig JV. Agonistic behavior of caged chickens related to group size and area per bird. Applied Animal Ethology, 2: 69-80. 1975.
  • Andrew RJ. Effects of testosterone on the behaviour of the domestic chick. I. Effects present in males and not in females. Animal Behavior, 23: 139-155. 1975.
  • Astiningsih K and Rogers LJ. Sensitivity to testosterone varies with strain, sex, and site of action in chickens. Physiology & Behavior, 59: 1085-1092. 1996.
  • Beeman EA. The effect of male hormone on aggressive behavior in mice. Physiological Zoology, 20: 373-405. 1947.
  • Bernhardt PC. Influences of serotonin and testosterone in aggression and dominance: Convergence with social psychology. Current Directions in Psychological Science, 6: 44-48. 1997.
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