正常な個体と前変形性関節症患者または変形性関節症と臨床的に診断された患者の滑膜における間葉前駆細胞およびマクロファージの計数および局在化

O’BRIEN Kate; TAILOR Pankaj; LEONARD Catherine; DIFRANCESCO Lisa M.; HART David A.; MATYAS John R.; FRANK Cyril B.; KRAWETZ Roman J.; KRAWETZ Roman J.

文献

J-GLOBAL ID：201702218125132068 整理番号：17A0716127

正常な個体と前変形性関節症患者または変形性関節症と臨床的に診断された患者の滑膜における間葉前駆細胞およびマクロファージの計数および局在化

Enumeration and Localization of Mesenchymal Progenitor Cells and Macrophages in Synovium from Normal Individuals and Patients with Pre-Osteoarthritis or Clinically Diagnosed Osteoarthritis

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著者 (9件)： , , , , , , , ,
資料名：
巻： 18 号： 4 ページ： WEB ONLY 発行年： 2017年04月
JST資料番号： U7038A ISSN： 1422-0067 CODEN： IJMCFK 資料種別：逐次刊行物 (A)
記事区分：原著論文発行国：スイス (CHE) 言語：英語 (EN)

変形性関節症(OA)は,軟骨細胞のアポトーシスおよび関節軟骨の退化を特徴とし,運動障害と痛みをもたらす変性疾患である。炎症は,アポトーシスおよび修復の両面でOAの発症および進行において重要な役割を果たすが,病因におけるその正確な役割はまだ完全に解明されていない。前OA(軟骨障害を伴う無症候)患者の滑膜における細胞組成(炎症細胞および/または前駆細胞)を調べた研究はほとんどない。そこで,本研究では,間葉前駆細胞(MPC)およびマクロファージを,正常な滑膜,前OA滑膜,およびOA滑膜内で計数した。正常対前OAにおいてMPC間に差異は観察されなかったが,前OAでは正常滑膜に比べてより少ないマクロファージが観察された。変形性関節症の滑膜は,MPCとマクロファージのいずれも,より多く含んでいた。興味深いことに,MPCおよびマクロファージの局在化は,疾患の重篤度によって影響を受けた。正常および前OA滑膜では,MPCおよびマクロファージは共局在していたが,OA滑膜ではMPCおよびマクロファージ集団は空間的に別れていた。滑膜におけるMPCとマクロファージとの間の細胞相互作用を調べることは,疾患の発症および/または病因におけるこれらの細胞の役割を理解するために不可欠であろう。この研究は,これらの細胞型を空間的および時間的に調べることによって,第一段階を提供した(例えば,疾患の重症度)。疾患の背後関係において,また,相互関係および関節全体に関して,これらの細胞の機能を決定するために,さらなる細胞および分子の研究が必要とされるであろう。(翻訳著者抄録)

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細胞生理一般 , 運動器系の疾患

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