抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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(1+3)次元反de Sitter(AdS)時空上の相対測地線運動を,de Sitter(dS)時空に対して最初に考案されたNachtmannブースティング法を用い,保存量を用いて調べた。この方法では,ローレンツィアン等長写像が導かれ,固定観測者の局所チャートの座標を,時間的AdS測地線上を動く有質量モービル物体の静止系として考えたモービル座標とが関係付けられる。この方法の利点を理解するため,双子パラドックスの時間遅れとモービルフレームの原点で行われる測定に影響するローレンツ収縮に焦点を当て,AdS時空の保存量を用いて解くことができる簡単な相対論的効果の例を与えた。この方法に基づいた相対運動を調べるための一般的方法も議論し,ローレンツィアン等長写像の下での座標および保存量の一般的変換も調べ,AdS時空上の相対測地線運動の完全な理論を構築した。