文献

J-GLOBAL ID：201702218516310241   整理番号：17A0618712

発光性を持つジフルオロボロンβ-ジケトン酸塩PLA-PEGナノ粒子

Luminescent Difluoroboron β-Diketonate PLA-PEG Nanoparticle

著者 (6件)： KERR Caroline (Univ. Virginia, Virginia, USA) ,  DEROSA Christopher A. (Univ. Virginia, Virginia, USA) ,  DALY Margaret L. (Univ. Virginia, Virginia, USA) ,  ZHANG Hengtao (Duke Univ., North Carolina, USA) ,  PALMER Gregory M. (Duke Univ., North Carolina, USA) ,  FRASER Cassandra L. (Univ. Virginia, Virginia, USA)
資料名： Biomacromolecules  (Biomacromolecules)
巻： 18  号： 2  ページ： 551-561  発行年： 2017年02月 
JST資料番号： W1325A  ISSN： 1525-7797  CODEN： BOMAF6  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： アメリカ合衆国 (USA)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： フェノールとボロンから成る色素を含んだポリ乳酸の造影剤としての機能を高めるために色素構造の改質を行った。フェニル基,ナフチル基とジフルオロボロン類とのさまざまな組み合わせの色素を,Mitsunobu反応を利用してポリ乳酸-ポリエチレングリコール(PLLA-PEG)ブロック共重合体に結合させた。この色素-PLLA-PEG複合体のナノ粒子は,可視光領域を含む広範囲な発光領域を示した。マウスを用いたin vivo実験においては腫瘍組織に特異的に蓄積することが認められた。簡単に製造できるこの色素-PLLA-PEG複合体の自己組織化を拡張して,さらに有効な生体内診断に応用できることが期待できる。

シソーラス用語： *ホウ素化合物 ,  フッ素化合物 ,  ポリ乳酸 ,  ポリエチレンオキシド ,  Mitsunobu反応 ,  *ブロック共重合体 ,  ナノ粒子 ,  機能性高分子 ,  *造影剤 ,  生体組織 ,  自己組織化 ,  蛍光体 ,  色素
準シソーラス用語： ポリエチレングリコール ,  *ボロン化合物 ,  蛍光色素 ,  腫瘍組織 ,  発光性高分子

分類 (3件)： その他の2ヘテロ原子六員複素環化合物  (CF07106V) ,  共重合  (CG04030D) ,  診断用薬の基礎研究  (GW20010P)

物質索引 (6件)： 1-フェニル-3-ヒドロキシ-3-(4-(2-ヒドロキシエトキシ)フェニル)-2-プロペン-1-オン ,  1-(2-ナフチル)-3-ヒドロキシ-3-(4-(2-ヒドロキシエトキシ)フェニル)-2-プロペン-1-オン ,  1-フェニル-3-ヒドロキシ-3-(4-ヒドロキシフェニル)-2-プロペン-1-オン ,  1-(2-ナフチル)-3-ヒドロキシ-3-(4-ヒドロキシフェニル)-2-プロペン-1-オン ,  1-(3,4,5-トリメトキシフェニル)-3-ヒドロキシ-3-(3-メトキシ-4-ヒドロキシフェニル)-2-プロペン-1-オン ,  1-(4-(ジメチルアミノ)フェニル)-5-ヒドロキシ-5-(3-メトキシ-4-ヒドロキシフェニル)-1,4-ペンテン-3-オン

タイトルに関連する用語 (6件)： β-ジケトン ,  酸 ,  塩 ,  PLA ,  PEG ,  ナノ粒子