抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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正確な多言語間コミュニケーション支援が求められる分野では用例対訳が多く用いられている。用例対訳は用例を正確に翻訳した多言語コーパスであり,正確な多言語変換が可能である。用例対訳の作成は人手で行われているため,十分な数の用例対訳を確保することが困難であった。そこで本稿では,用例の一部を穴あきにして入れ替え可能とした穴あき用例を活用し,単言語話者のみで用例対訳を作成する手法を提案・実装した。本手法では,単言語話者がそれぞれの言語で作成した正確な用例と,対訳になり得る穴あき用例の対とを用いることで,正確な用例対訳の作成を目指している。本稿の貢献は以下である。(1)穴あき用例を活用した用例対訳作成手法を提案し,実現した。(2)穴あき文の対と穴埋め単語の対の正確性担保を行った上で提案手法を適用することで,正確な用例対訳作成の可能性を示した。(著者抄録)