文献

J-GLOBAL ID：201702218717682531   整理番号：17A1084670

浮腫の定量評価のための深度カメラによる脚の体積測定

Volume measurement of the leg with the depth camera for quantitative evaluation of edema

著者 (6件)： KIYOMITSU Kaoru (Chiba Univ., Chiba, JPN) ,  KAKINUMA Akihiro (Ricoh Co., Ltd., Kanagawa, JPN) ,  TAKAHASHI Hiroshi (Ricoh Co., Ltd., Kanagawa, JPN) ,  KAMIJO Naohiro (Ricoh Co., Ltd., Kanagawa, JPN) ,  OGAWA Keiko (Kanazawa Univ. Hospital, Ishikawa, JPN) ,  TSUMURA Norimichi (Chiba Univ., Chiba, JPN)
資料名： Proceedings of SPIE  (Proceedings of SPIE)
巻： 10054  ページ： 1005411.1-1005411.9  発行年： 2017年 
JST資料番号： D0943A  ISSN： 0277-786X  CODEN： PSISDG  資料種別： 会議録 (C)
記事区分： 原著論文  発行国： アメリカ合衆国 (USA)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 浮腫は体内の血清が蓄積するために起こる脚,手または顔のむくみである。通常はその症状が軽度であるが,癌治療後の患者において重度の浮腫症状を示すことがある。浮腫の定量的評価には,体積測定が実際的な方法の一つとして用いられる。近年,深度カメラを用いた脚浮腫の測定方法が提案されているが,深度カメラは高価なため手軽な方法とは言い難い。本報では,浮腫の簡易な定量評価方法として,Microsoft Kinectを使用する方法を考案し,Kinect Fusion法で脚の点群を取得して,その体積をコンピュータで計算した。この方法を最初に運動により体積が変化しない脚モデルを用いて,脚の体積測定を行った。次に,脚モデルで得られた条件を利用して,3名の健常者(男2,女1)において,3日間朝から夕方まで脚の体積測定を行い,ヒトの脚の体積の変動因子は0.5~2.5%であることが分かった。この方法を応用して,寝たきりの患者の脚の体積測定を行う方法を確立する予定である。

シソーラス用語： *浮腫 ,  *体積測定 ,  *評価 ,  定量分析 ,  カメラ ,  脚 ,  操作機器 ,  センサ ,  動作分析 ,  技術 ,  ヒト
準シソーラス用語： *定量評価 ,  深度カメラ ,  Kinect ,  Kinectセンサ ,  Kinect Fusion法 ,  計算機利用技術

分類 (2件)： 臨床診断学  (GC03003G) ,  医療用機器装置  (GA05020L)

タイトルに関連する用語 (5件)： 浮腫 ,  定量評価 ,  深度カメラ ,  脚 ,  体積測定