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J-GLOBAL ID：201702218776295581   整理番号：17A0413979

周回衛星網における地上局の動的選択手法による伝送容量の改善

Throughput Improvement Technique by Dynamic Gateway Selection for Satellite Communication Network

著者 (4件)： 津崎翔伍 (三菱電機 情報技総研) ,  谷重紀 (三菱電機 情報技総研) ,  元吉克幸 (三菱電機 情報技総研) ,  岡村敦 (三菱電機 情報技総研)
資料名： 電子情報通信学会技術研究報告  (IEICE Technical Report (Institute of Electronics, Information and Communication Engineers))
巻： 116  号： 470(SAT2016 61-76)  ページ： 7-12  発行年： 2017年02月16日 
JST資料番号： S0532B  ISSN： 0913-5685  資料種別： 会議録 (C)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 災害時の状況把握などを目的とした観測衛星システムでは,即時性を向上するために静止軌道上に配置したデータ中継衛星を経由してデータを地上へ伝送する手段が有効である。ここで,観測機会の高頻度化に伴う観測衛星の同時接続数増大に対応するためには,Ka帯やQ/V帯といった高周波帯を活用する必要があるが,降雨減衰の影響により,大容量化と高稼働率化の両立が課題となる。そこで,本稿では,システム全体の伝送容量が最大となるように,周回衛星がデータ中継衛星を介して接続するフィーダリンク地球局,および送信信号の変調方式を,各フィーダリンクの降雨減衰量に応じて動的に切り替える動的選択手法を提案する。また,計算機シミュレーションにより提案方式は従来手法と比較して,伝送容量が1.54倍拡大することを示す。(著者抄録)

シソーラス用語： *人工衛星 ,  通信 ,  気象衛星 ,  *地球局 ,  静止軌道 ,  周波数帯 ,  降雨減衰 ,  切換 ,  回線切換 ,  *通信路容量 ,  通信網
準シソーラス用語： Ka帯 ,  Qバンド ,  Vバンド ,  衛星ネットワーク ,  衛星地上局 ,  災害時通信 ,  *地球低軌道周回衛星 ,  *伝送容量

分類 (2件)： 宇宙通信  (ND08040S) ,  気象学一般  (DC05010D)

引用文献 (8件)：

• Enrico Stoll et al, ′′The RapidEye Constellation and its Data Products , ′′ 2012 IEEE Aerospace Conference, pp.1-9, Mar.2012.
• 中田勝敏 他,′′産業競争力強化のための地球観測衛星戦略の検討,′′日本航空宇宙工業会,Jul.2011.
• Ahmad Gharanjik et al, ′′Gateway Switching in QV Band Satellite Feeder Links,′′ IEEE Communications Letters, pp. 1384-1387, Jun.2013.
• 高山佳久 他,′′衛星光通信の現状と展望,′′電子情報通信学会論文誌 B Vol.J94-B No.11 pp.1443-1451,Nov.2011.
• 篠原幸一,′′データ中継技術衛星「こだま」 (DRTS)の衛星概要及び実験運用成果について,′′電子情報通信学会通信ソサエティマガジン NO.3 冬号 2007,Nov.2007.

タイトルに関連する用語 (4件)： 衛星 ,  地上局 ,  手法 ,  伝送容量