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J-GLOBAL ID：201702218908415342   整理番号：17A0460965

Fe-0.84C-1Cr-1Mn過共析低合金鋼におけるインバースベイナイトの同定

Identification of Inverse Bainite in Fe-0.84C-1Cr-1Mn Hypereutectoid Low Alloy Steel

著者 (3件)： KANNAN Rangasayee (Univ. Alberta, AB, CAN) ,  WANG Yiyu (Univ. Alberta, AB, CAN) ,  LI Leijun (Univ. Alberta, AB, CAN)
資料名： Metallurgical and Materials Transactions. A. Physical Metallurgy and Materials Science  (Metallurgical and Materials Transactions. A. Physical Metallurgy and Materials Science)
巻： 48  号： 3  ページ： 948-952  発行年： 2017年03月 
JST資料番号： E0265B  ISSN： 1073-5623  CODEN： MTTABN  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 短報  発行国： アメリカ合衆国 (USA)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： Fe-0.84%C-1%Cr-1%Mn鋼における特異な恒温変態挙動につき調べた。この鋼の恒温ベイナイト変態においては独特な膨張挙動が観察される。最初の段階では体積収縮を伴い,そして第2段階では体積膨張を伴う2段階の変化が起こる。1050°Cで5minオーステナイト化後,500°Cで恒温変態を行った試料を電子顕微鏡で観察した。その結果,生成したベイナイト組織は,過飽和オーステナイトからまずセメンタイト(Fe₃C)の析出を伴って変態したインバースベイナイトであった。これは1957年にHillertによって提唱されたセメンタイトを核形成先導役とするベイナイトである。次いでCが減少したオーステナイトからの2次炭化物(Fe₃C,Fe₂C,およびFe₅C₂)の析出を伴うフェライト型ベイナイト組織が生成した。

シソーラス用語： *過共析鋼 ,  低合金鋼 ,  クロム含有合金 ,  マンガン含有合金 ,  恒温変態 ,  *ベイナイト変態 ,  *ベイナイト ,  膨張 ,  収縮 ,  体積 ,  オーステナイト ,  熱処理 ,  過飽和固溶体 ,  セメンタイト ,  核形成 ,  炭化物 ,  鉄化合物 ,  フェライト組織
準シソーラス用語： *インバースベイナイト ,  オーステナイト化 ,  体積収縮 ,  体積膨張

分類 (1件)： 金属相変態  (CB03020W)

タイトルに関連する用語 (3件)： Fe ,  低合金鋼 ,  同定