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J-GLOBAL ID:201702218985347414   整理番号:17A1407081

中間圏の夜間4.3μm放射パズルを解像する:CO23)とOH(ν)の放射モデルの比較

Resolving the mesospheric nighttime 4.3 μm emission puzzle: comparison of the CO23) and OH(ν) emission models
著者 (11件):
資料名:
巻: 17  号: 16  ページ: 9751-9760 (WEB ONLY)  発行年: 2017年08月 
JST資料番号: U7039A  ISSN: 1680-7316  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: ドイツ (DEU)  言語: 英語 (EN)
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1970年代に,夜間の中間圏で化学的に生成したOH(ν)からCO23)への振動エネルギー移動機構,OH(ν)⇒N2(ν)⇒CO23)が提案された。その後の研究で,中間圏のシミュレーションによる夜間4.3μmj放射の”直接的”機構が,宇宙からの観測結果を説明するに十分でないことが示された。これらの観測のシミュレーション結果を改善するため,OH(ν)+N2(0)の各消光反応において1個のN2(1)分子ではなく,2.8~3N2(1)分子の生成に相当する更なる高まりが必要となる。最近,N2(ν)振動へのOH(ν)エネルギー移動の新たな”間接的”経路,OH(ν)⇒O(1D)⇒N2(ν)が示唆され,室内実験で確認され,OH(ν=9)+O(3P)の速度が測定された。CO23)とOH(ν)の振動準位分布と放射に対する”直接的”,”間接的”機構の影響を詳細に調べた。また,著者等の計算結果を,(a)中間圏-下部熱圏(MLT)のSABER/TIMED夜間の4.3μmCO2と1.6と2.0μmOHリム放射輝度,及び(b)夜間中間圏のOH(ν)密度の地上と宇宙での観測結果と比較した。新しい”間接的”チャンネルが,4.3μmCO2放射を大きく高め,3倍高い効率を仮定するが,”直接的”機構のみで得られるものに匹敵することを見出した。”間接的”経路に基づくモデルは,SABERリムOH放射観測及び地上と宇宙での測定のいずれとも良く一致するOH(ν)密度分布を生成した。しかしながら,これは”直接的”機構のみに依存したモデルでは正しくなかった。この食い違いは,2.0μmで放射される高い振動レベルから1.6μmで放射される低いレベルへのOH(ν)エネルギーの効率的再分配の欠如によって生じた。対照的に,新しい”間接的”機構は,それぞれのOH(≧5)+O(3P)衝突で効率的に少なくとも5つの量子を除去し,SABERリムOH放射観測及び地上と宇宙からの観測によるOH(ν)密度測定のいずれとも一致するOH(ν)分布をもたらした。本解析は,この大気層の放射モデルで未解明であった夜間のMLTのOH(ν)振動エネルギー緩和の重要な機構が,最終的に特定されたことを示唆した。(翻訳著者抄録)
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分類 (3件):
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対流圏・成層圏の地球化学  ,  成層圏・中間圏  ,  放射,大気光学 
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