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J-GLOBAL ID:201702219113085828   整理番号:17A0959519

生物多様性ドライバは保護区で十分に反映されるか 日本の固有フローラを形づくった地史勾配の代表評価

How well are biodiversity drivers reflected in protected areas? A representativeness assessment of the geohistorical gradients that shaped endemic flora in Japan
著者 (6件):
資料名:
巻: 32  号:ページ: 299-311  発行年: 2017年05月 
JST資料番号: X0313A  ISSN: 0912-3814  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: ドイツ (DEU)  言語: 英語 (EN)
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保護区は,起源を保存し生物多様性を維持する救命艇として機能する。本稿では,5565の日本の維管束植物種の分布データセットおよび系統樹を用い,日本における既存の保護区での生物多様性の代表を評価した。最初に,既存の保護区と種分布のオーバーラップを検討し,全ての植物種を表す最小集合を同定した。第2に,ランダム森林モデルを用いた保護区の空間配置を説明する際に,環境変数の相対的重要性を評価した。最後に,植物多様性の有望なドライバを保護区ネットワークの中で十分に獲得する方法を明確化した。保護区は大部分の種を獲得したが,最小集合地区の約半分は既存の保護区の外で選抜された。既存の保護区の位置は,キー生物多様性特性(進化特殊性を含む)よりはむしろ主として地理学的および社会経済因子と関連した。さらに,現在の気候,古気候安定性および地理的隔離を含む重要な生物多様性ドライバは,既存の保護区の中で偏って模倣された。これらの知見は,現在の保存計画が,種の分類,分散限界および異所的種分化に関連する生態学的および進化的過程を表すのに失敗したことを示した。特に,気候変化への応答における進化ホットスポットあるいは避難所として機能する歴史的に安定な生息場所の過小代表は,日本の固有生物相の長期的残留性に脅威をもたらすかもしれない。本研究は,現在の気候および地史勾配に沿った,種の集合過程および現場の多様化を保持するために出現した優先順位対策の根源的基礎を提供した。(翻訳著者抄録)
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分類 (1件):
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植物生態学 

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