抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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【目的】2型糖尿病患者における血清中の25-ヒドロキシビタミンDのレベルと末梢神経病変の間の相関を調査する。方法:2015年3月から2016年3月までに治療した2型糖尿病患者330例を選び、臨床症状と四肢神経筋電図により単純糖尿病群(NDPN群)と糖尿病合併末梢神経病変群(DPN群)に分け、その中のNDPN群173例。DPN群157例。2群の性別,年齢,糖尿病の経過,ボディマスインデックス(BMI),血清クレアチニン,尿酸,血中脂質(トリグリセリド),総コレステロール(TC),高密度リポ蛋白質コレステロール(HDL-C),低密度リポ蛋白質コレステロール(LDL-C),空腹時Cペプチド(FC),血中カルシウム/リンなどの指標を比較した。2群の血清25-ヒドロキシビタミンDのレベルを測定し、結果により2群の患者のビタミンDの栄養状態を判断し、25-ビタミンDと各指標の相関性を分析した。結果:DPN群の年齢、疾患経過及びHbA1cはいずれもNDPN群より有意に高く、統計学的有意差が認められた(t≧3.073、P<0.05)。DPN群におけるFCと25-ヒドロキシビタミンDのレベルは,NDPN群におけるそれらより有意に低かった。DPN群における正中神経伝導速度(MCV),正中神経感覚速度(SCV),総腓骨神経MCV,腓腹神経のSCVは,NDPN群におけるそれらより有意に低かった(t≧3.567,P<0.05)。統計的有意差が認められた(t≧13.524,P<0.05)。ピアソン相関分析により,25-ヒドロキシビタミンDのレベルはDPNの発症と負の相関があることが示された(r=-0.465,P<0.05)。HbA1cと負の相関があった(r=-0.678,P<0.05)。正中神経のMCVとSCV,総腓骨神経のMCV,および浅い神経のSCVとの間に正の相関があった(r=0.310,0.362,0.596,0.523,P<0.05)。年齢,血中脂質,その他の指標との相関性がなく,Logistic回帰モデルの結果によると,疾患経過,HbA1c,25-ヒドロキシビタミンDはDPNを合併する独立危険因子であり,統計学的有意差があった(P<0.05)。その中の25-ヒドロキシビタミンDPNの保護因子の一つである。結論:25-ヒドロキシビタミンD、DPN患者の疾患経過はHbA1cと関連し、25-ヒドロキシビタミンD欠乏はDPNの独立危険因子であり、ビタミンDの補充はDPNに対する予防と治療の作用があるかもしれない。Data from Wanfang. Translated by JST【JST・京大機械翻訳】