文献

J-GLOBAL ID：201702219365066346   整理番号：17A1845103

南シナ海におけるメソスケール渦の研究進展【JST・京大機械翻訳】

Progress in Research of Mesoscale Eddies in the South China Sea

著者 (4件)： Zheng Quanan (馬里蘭大学 大气与海洋科学系,美国馬里蘭州 学院市 20742;广東海洋大学 海洋与气象学院,广東 湛江 524088;国家海洋局 第一海洋研究所,山東 青島 266061) ,  Xie Lingling (广東海洋大学 海洋与气象学院,广東 湛江 524088;馬里蘭大学 大气与海洋科学系,美国馬里蘭州 学院市 20742) ,  Zheng Zhiwen (国立台湾師范大学,台湾 台北 10610) ,  Hu Jianyu (厦門大学 地球与海洋学院,福建 厦門,361005)
資料名： Haiyang Kexue Jinzhan  (Haiyang Kexue Jinzhan)
巻： 35  号： 2  ページ： 131-158  発行年： 2017年 
JST資料番号： C2911A  ISSN： 1671-6647  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 中国 (CHN)  言語： 中国語 (ZH)

抄録/ポイント： 百科の定義(https: enen.wikipedia.orw/wiki/Edd)により、海洋中水平直径が10~500km、持続時間が数日から数月の間の水平回転水体は中規模渦と呼ばれる。南シナ海におけるメソスケール渦は1956年に最初に発見され、60年の観測と研究により、南シナ海は中規模の渦が多発、頻発する海域であることが明らかになった。南シナ海におけるメソスケール渦の研究は、早期発見、中規模渦を単体運動現象の研究、統計分析及び集団運動現象研究などの段階を経て、南シナ海におけるメソスケール渦研究の発展史と近年の最新の研究進展について概説した。60年の観測と研究により、南シナ海におけるメソスケール渦のマクロ特徴は、三次元構造と運動学を含み、すでに明らかになっている。南シナ海の中規模渦は全年にわたって発生し、主に水深が1000m以上の深い海盆に分布し、その中で、ルソン海峡は西と海盆の西境界で最も集中し、低気圧式寒冷渦と反サイクロン式暖渦の発生確率はほぼ同じである。南シナ海におけるメソスケール渦の半径は50~150kmに分布し、半径は水深とともに減少し、平均水平スケールは太平洋の渦より小さい。渦の数は月毎に変化したが,季節的な規則性は明らかでなかった。経年変化幅は約20%であるが、ENSOとは明らかな対応関係がない。年平均数の統計結果は1つではなく、少なくとも11個・a-1で、最も多いのは49個・a-1であった。南シナ海におけるメソスケール渦の流れ場は表層から海底まで広がり、流れベクトル量の表層(100m)は最大(40cm・s-1)に達し、水深が減少するにつれて、2000mは3.5~5.0cm・s-1に達したが、渦中心は非対称で、渦軸は西に傾いた。南シナ海の中規模渦は2.0~9.0 cm・s-1の速度で西に伝播し、低速の分布は深海盆の東境界と南西部の海域に分布する。海面渦度の平均値は5.4×10-6~20×10-6s-1の範囲にあり、太平洋の平均値より高い。最近の研究により、南シナ海の中規模渦を群衆運動現象と見なし、長寿渦列、定在波モード及びロスビー標準モデルなどの新しい概念を提出した。南シナ海におけるメソスケール渦の発生メカニズムについては、黒潮と南シナ海の局地が起源であると考えられている。最新の観点では、ロスビー波と中規模渦を表現形式とする太平洋中スケールの擾乱が直接に南シナ海に入り、海盆固有振動モードと共鳴し、太平洋起源を構成すると考えられる。しかし,南シナ海におけるメソスケール渦消散過程,中規模渦と他の海洋過程の間の相互作用に関する更なる研究が必要である。Data from Wanfang. Translated by JST【JST・京大機械翻訳】

シソーラス用語： 黒潮 ,  海面 ,  *渦 ,  非対称性 ,  海域 ,  中規模 ,  渦度 ,  表層 ,  水深 ,  *南シナ海 ,  海盆 ,  統計解析 ,  流れ場 ,  ベクトル
準シソーラス用語： *中規模渦 , 【Automatic Indexing@JST】

著者キーワード (5件)： South China Sea ,  mesoscale eddies ,  long lived eddy row ,  standing wave modes ,  Rossby normal modes

分類 (1件)： 海洋の構造・力学・循環  (DC06030G)

タイトルに関連する用語 (4件)： 南シナ海 ,  メソスケール渦 ,  研究 ,  進展