文献
J-GLOBAL ID:201702219441850942   整理番号:17A0007902

La2-xSrxCu1-yFeyO4における遍歴スピンおよび局在Cuスピンに関連した逐次磁気転移:過剰ドープ領域におけるストライプ相関の存在可能性

Successive Magnetic Transitions Relating to Itinerant Spins and Localized Cu Spins in La2-xSrxCu1-yFeyO4: Possible Existence of Stripe Correlations in the Overdoped Regime
著者 (5件):
資料名:
巻: 85  号: 12  ページ: 124705.1-124705.7  発行年: 2016年12月15日 
JST資料番号: G0509A  ISSN: 0031-9015  CODEN: JUPSA  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: 日本 (JPN)  言語: 英語 (EN)
抄録/ポイント:
抄録/ポイント
文献の概要を数百字程度の日本語でまとめたものです。
部分表示の続きは、JDreamⅢ(有料)でご覧頂けます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。
いわゆるストライプ相関と高Tc超伝導の関係を調べるため,著者らは,部分Fe置換La2-xSrxCu1-yFeyO4(LSCFO)において,磁化率およびゼロ磁場ミューオンスピン緩和測定を行う。過剰ドープ領域において,Fe置換が逐次磁気転移を誘起することを見いだし,それは,高温における遍歴スピンに基づくRuderman-Kittel-Kasuya-Yosida相互作用のためのFe3+スピンのスピン-ガラス転移および低温における局在Cu2+スピンのストライプ秩序転移である。ストライプ秩序転移は,本来のLa2-xSrxCuO4における超伝導の終点と一致する,Cuあたりのホール濃度~0.28で消失し,これは,ストライプ相関が,アンダードープ領域とともに,過剰ドープ領域における高Tc超伝導に密接に関係することを示唆する。スピン-ガラス状態に対して,ミューオン-スピン脱偏極への偏極遍歴スピンの寄与は無視できない。スピン密度波(SDW)秩序がオーバードープLSCFOで観測されたという,He et al. [Phys. Rev. Lett. 107, 127002 (2011)]により得られた中性子散乱結果を考慮すると,本結果は,遍歴スピンのSDW秩序とFe3+スピンのスピン-ガラス状態の画期的な共存状態な存在を示す。(翻訳著者抄録)
シソーラス用語:
シソーラス用語/準シソーラス用語
文献のテーマを表すキーワードです。
部分表示の続きはJDreamⅢ(有料)でご覧いただけます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。

準シソーラス用語:
シソーラス用語/準シソーラス用語
文献のテーマを表すキーワードです。
部分表示の続きはJDreamⅢ(有料)でご覧いただけます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。

分類 (1件):
分類
JSTが定めた文献の分類名称とコードです
酸化物系超伝導体の物性 

前のページに戻る