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J-GLOBAL ID：201702219443995668   整理番号：17A0559886

キロテスラ級磁場で拓く新しいプラズマ科学 4.強磁場下での電子ビーム不安定性による構造形成

著者 (1件)： 田口俊弘 (摂南大 理工)
資料名： プラズマ・核融合学会誌  (Journal of Plasma and Fusion Research)
巻： 93  号： 4  ページ： 182-187  発行年： 2017年04月25日 
JST資料番号： G0114A  ISSN： 0918-7928  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 解説  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 強磁場下での電子ビーム不安定性により引き起こされる現象について,線形成長から非線形発展,さらには構造形成まで,理論・シミュレーションを用いた最近の研究について解説する。断面2次元問題では,Weibel不安定性により横方向にビームが分裂した後,合体して大きな構造を形成する様子を示し,磁場があるときと無いときの違いを紹介する。ビームの進行方向の変化を考慮した2次元シミュレーションでは,進行方向の変動に伴う電流の集中が磁気双極子に成長して磁場エネルギーの増大が起こることや,2次的な非線形成長により大強度ホイッスラー波が発生してビームの停滞現象が起こることなどを示す。(著者抄録)

シソーラス用語： *強磁場 ,  電子ビーム ,  *ビーム不安定性 ,  プラズマシミュレーション ,  計算機シミュレーション ,  ミクロ不安定性 ,  *構造形成 ,  レーザ核融合 ,  *相対論的電子ビーム ,  ホイスラ波 ,  非線形性 ,  *磁場効果 ,  Weibel不安定性 ,  高速点火 ,  計算機利用 ,  利用
準シソーラス用語： *電子ビーム不安定性

分類 (1件)： プラズマ波,プラズマ不安定性  (BJ02050T)

引用文献 (11件)：

• S. Fujioka et al., Sci. Rep. 3, 01170 (2013).
• S.C. Wilks and W.L. Kruer, IEEE J.Q. Electronics 33, 1954 (1997).
• M. Tabak et al., Phys. Plasmas 1, 1626 (1994).
• E.S. Weibel, Phys. Rev. Lett. 2, 83 (1959).
• T. Taguchi et al., J. Physics: Conference Series 688, 012117 (2016).

タイトルに関連する用語 (6件)： 磁場 ,  プラズマ科学 ,  強磁場 ,  電子 ,  ビーム不安定性 ,  構造形成