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J-GLOBAL ID：201702219464481343   整理番号：17A0222797

ThCl及びThCl⁺の分光学的及び理論的研究

Spectroscopic and theoretical studies of ThCl and ThCl⁺

著者 (5件)： VanGundy Robert A. (Department of Chemistry, Emory University, Atlanta, Georgia 30322, USA) ,  Bartlett Joshua H. (Department of Chemistry, Emory University, Atlanta, Georgia 30322, USA) ,  Heaven Michael C. (Department of Chemistry, Emory University, Atlanta, Georgia 30322, USA) ,  Battey Samuel R. (Department of Chemistry, Washington State University, Pullman, Washington 99164, USA) ,  Peterson Kirk A. (Department of Chemistry, Washington State University, Pullman, Washington 99164, USA)
資料名： Journal of Chemical Physics  (Journal of Chemical Physics)
巻： 146  号： 5  ページ： 054307-054307-8  発行年： 2017年02月07日 
JST資料番号： C0275A  ISSN： 0021-9606  CODEN： JCPSA6  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： アメリカ合衆国 (USA)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： レーザ誘起蛍光及び二光子イオン化技術を用いてThCl及びThCl⁺の電子構造を調査した。相対論的電子構造計算からの予測と組み合わせた回転分解スペクトルは,中性分子の基底状態がTh⁺(7s²6d)Cl^-,X²Δ_3/2であることを示した。ThClの分散蛍光スペクトルは,基底状態振動準位v=0-10及び原子イオン7s²6d配置から由来した低エネルギー電子状態を明らかにした。パルス場イオン化ゼロ運動エネルギー光電子分光法は,51344(5)cm^-1のThClに対するイオン化エネルギー(IE)及びv=1-3準位のThCl⁺振動項エネルギーを確立した。最初の電子励起状態のゼロ点準位を949(2)cm^-1に見つけた。高水準の理論的結果との比較は,基底状態及び励起状態がそれぞれTh²⁺(7s6d)Cl^- X³Δ₁及びTh²⁺(7s²)Cl^{- 1}Σ⁺になることを示した。相対論的結合クラスタ複合熱化学計算は,実験の1.2kcal/mol内のIE及び前回の実験と完全に一致した結合解離エネルギー(118.3kcal/mol)をもたらした。(翻訳著者抄録)

シソーラス用語： *電子状態 ,  基底状態 ,  励起状態 ,  *塩化トリウム ,  蛍光分光法 ,  多光子イオン化 ,  蛍光スペクトル ,  振動準位 ,  回転スペクトル ,  光電子分光法 ,  イオン化ポテンシャル ,  CASSCF法 ,  解離エネルギー
準シソーラス用語： レーザ誘起蛍光 ,  CASPT2

分類 (2件)： 分子の電子構造  (BH05010Q) ,  分子構造と性質の実験的研究  (CB01020I)

タイトルに関連する用語 (3件)： 分光学 ,  理論 ,  研究