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J-GLOBAL ID:201702219633479320   整理番号:17A0156328

病的に増殖した末梢ヘルパーT細胞サブセットは関節リウマチにおいてB細胞の応答を促進する

Pathologically expanded peripheral T helper cell subset drives B cells in rheumatoid arthritis
著者 (42件):
資料名:
巻: 542  号: 7639  ページ: 110-114  発行年: 2017年02月02日 
JST資料番号: D0193B  ISSN: 0028-0836  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: イギリス (GBR)  言語: 英語 (EN)
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CD4+T細胞は,自己免疫病態を介在する中心的な細胞である。しかし,特定の自己免疫疾患におけるそれらの重要なエフェクター機能を明らかにすることは,いまだ困難である。障害された組織内の病原性CD4+T細胞は,最近活性化されたことを示すマーカーの発現によって識別できる可能性がある。今回我々は,罹患率が人口の1%にも上る慢性の免疫介在性関節炎である関節リウマチについて,その患者由来の関節組織内の活性化T細胞を,マスサイトメトリーを用いて解析した。この手法により,関節リウマチ患者の滑膜では,PD-1hiCXCR5-CD4+T細胞集団が著しく増加していることが明らかになった。しかし,この細胞はPD-1を高発現しているにもかかわらず枯渇していない。我々は,多次元サイトメトリー,トランスクリプトミクスおよび機能解析を用いて,B細胞の補助を可能にするIL-21,CXCL13,ICOSおよびMAFなどの因子を発現するPD-1hiCXCR5-「末梢ヘルパー」T(TPH)細胞集団を明らかにする。PD-1hiCXCR5+濾胞ヘルパーT細胞のように,TPH細胞は,IL-21分泌とSLAMF5との相互作用を介してin vitroにおいて形質細胞の分化を誘導する。しかしながら,トランスクリプトミクスの全体像からは,TPH細胞と濾胞ヘルパーT細胞の間の違いが浮き彫りになり,TPH細胞におけるBCL6とBLIMP1の発現変化,およびCCR2,CX3CR1やCCR5といった炎症部位への遊走を指令するケモカイン受容体の独特な発現が見られた。TPH細胞は,病的な炎症を起こしている非リンパ組織内で,B細胞応答と抗体産生を促進する独特な状態にあると思われる。Copyright Nature Japan KK 2017
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分類 (3件):
分類
JSTが定めた文献の分類名称とコードです
運動器系の基礎医学  ,  免疫反応一般  ,  細胞生理一般 

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