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J-GLOBAL ID:201702219695640449   整理番号:17A1481283

雄マウス超音波発声は雌性アプローチと視床下部キスペプチンニューロン活性を増強する【Powered by NICT】

Male mice ultrasonic vocalizations enhance female sexual approach and hypothalamic kisspeptin neuron activity
著者 (6件):
資料名:
巻: 94  ページ: 53-60  発行年: 2017年 
JST資料番号: T0237A  ISSN: 0018-506X  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: オランダ (NLD)  言語: 英語 (EN)
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動物における音声通信が生殖成功を確実にするために重要である。は雌マウスに遭遇したときに雄マウスは歌のような「超音波発声(USV)」を放出し,雌はUSVへのアプローチを示した。しかし,雄マウスのUSVは生殖の雌の行動的及び内分泌性応答を誘発するかどうかは不明である。本研究では,最初に不慣れな雌マウスと性遭遇の3分時対雄から放出された4か月とUSV音節の繁殖ペアの出産回数の関係を調べた。は,これら二指標の間に正の相関,雄はより頻繁にUSVを放出し繁殖ペアは子孫を持っていたことを示唆した。さらに,雌性行動に対する雄マウスのUSVの影響を検討した。雌マウスは無声化雄よりも男性発声に対してより接近行動を示した。最後に,雄マウスのUSVは雌マウスにおける生殖機能を支配する神経系を活性化できるかどうかを決定すること,視床下部における性腺刺激ホルモン放出ホルモンニューロンを駆動する鍵となるニューロン,キスペプチンニューロンの活性化はcAMP応答エレメント結合蛋白質りん酸化(pCREB)と二重標識免疫細胞化学を用いて調べた。弓状核(Arc)では,騒音曝露群と比較して,pCREBを発現するキスペプチンニューロンの数は雄のUSVへの曝露後に有意に増加した。結論として,著者らの結果は,雄マウスのUSVは接近行動と中枢キスペプチンニューロンの両方を活性化することにより,雌性マウスの受精能を促進することを示唆する。Copyright 2017 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.【Powered by NICT】
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分類 (1件):
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発声・発音の生理 

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