抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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現在,高度成長期以降に建てられた公共施設における維持,再編の判断が迫られている。また,地方自治体では人口減少と高齢化率の増加に伴い,都市の低炭素化,コンパクトシティ,公共施設の集約と適正化が大きな課題となってくる。しかし,消防署・出張所においては,人口減少下の状況においても高齢化率の増加に伴って緊急搬送回数が増える可能性があるが,それについて定量的な検証は行われておらず,搬送回数の推移を評価しながら消防施設の集約や適正化を考えていくことが極めて重要である。消防署・出張所の立地は,最適配置のために住宅地が多く,DID地区がほとんどを占めている。本稿では,寝屋川市の区域分け,高齢人口の推計,搬送回数の予測に焦点をしぼり,公共施設の最適配置のための研究とした。そして,将来的な人口および,公共施設の需要に関わる複合的な推計を行った。また,これらの結果から消防所の最適配置のために考えられる要因について整理した。(著者抄録)