抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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表面ブラズモン共鳴(SPR)センサは,金属薄膜近傍における電磁波の共鳴現象を利用して,薄膜表面における屈折率の変化をノンラベルかつリアルタイムで計測可能なセンサで,抗原抗体反応や酵素反応といった生体分子間相互作用の解析や,それらを組み合わせた高感度な検知システムの研究に用いられている。シンプルな構成で,感度が良く,近年高品質で低価格なCMOSカメラの登場で,製品化しやすい分析装置となっている。著者らは,これまでに数タイプのSPRセンサを開発してきた。本稿では,SPRセンサを利用してのにおいや細菌の計測について紹介した。SPRセンサは,抗原抗体反応等の生体分子間相互作用と組み合わせることで,におい成分や細菌類といった微小な分析対象を,高感度,高選択的に検知可能である。